デタラメの書留検索は民営化になってから?それとも以前から? ~書留検索④~
書留検索には、パソコン等の端末の操作だけで意図的に作成されたダミーの番号がかなりの割合で含まれており、実際には送られていない郵便物が送られているかのように表示されているのではないかというということは、リアルタイムで捉えた書留検索の表示の過程からも明らかです(前回の記事)。
さらに、意図的に作成した書留検索でなければ絶対に発生しないような決定的な証拠をつかむことができました。
それは、実際に郵便物が送られているのであれば、絶対にありえないルートで郵便物の流れが書留検索に表示されており、おかしいと思っていたところ、数日たってから(部分的には)正常なルートに訂正されたことです。
これまでもお伝えしてきたように、イノシシさんと私は、引受・発送の表示がなく、いきなり金沢支店到着の表示から始まった不審な書留番号をずっと監視していたわけですが、その発見の一報は、「80047-2の表示が変です?」というイノシシさんからの連絡でした。
さっそく見てみると、目黒支店と新東京支店の表示が逆になっていました。
このことを理解していただくためには、郵便物の配送ルートについての知識が必要ですので、簡単に説明します。
郵便物の流れは、次のようになります。
引受郵便局(引受支店) → 統括支店 → (統括支店(他の地域へ配送される場合)) → 配達支店
ここで重要なのが統括支店です。
統括支店は、地域内の各郵便局で集められた郵便物を集約して区分し、他の地域とのやりとりの業務を専門的に行う郵便局のことです。
(1都府県あたり1~3つの統括支店、北海道は5つの統括支店、佐賀県内は統括支店がなく福岡県の久留米東支店が統括支店。)
※ 統括支店の一覧についてはWikipedia『普通郵便局』(地域区分局一覧)をご覧ください。
ですから、統括支店の役割を考慮すれば、郵便物が通過する上記のルートの順番が極めて重要になります。
県外等の他の統括支店の地域に送られる場合は、引受郵便局のある地域の統括支店を経由し、送り先がある地域の統括支店に送られ、配達支店へと届けられます。
イノシシさんが発見した不審な書留番号については、新金沢沢支店と新東京支店が統括支店ですから、金沢支店から発送された郵便物は、新金沢支店、新東京支店を経由してから目黒支店に到着することになります。
ですから、下記の7月12日にプリントしたAような表示は、絶対にありえません。
翌日の13日には、下記Bのように目黒支店で「お届け先にお届け済み」が追加され、12日に目黒支店に到着した郵便物が、新東京支店から発送され、13日に再び目黒支店が配達するというような絶対にありえない表示になっています。
「お届け先にお届け済み」の表示から3日後の16日、日本郵便が、検索の表示がおかいしいことに気がついたのかどうか、下記Cのように、金沢支店→新東京支店(発送)→目黒支店(到着) と(部分的には)正しいルートに訂正されています。
ところが、ここで単純に新東京支店と目黒支店の表示を入れ換えて訂正したのでは時間が合わないと思ったのでしょうね。それで、目黒支店(到着)の時刻4:35はそのまま利用し、新東京支店(発送)の時刻を、およそ2時間前の2:40に勝手に作ったのだと思います。
A B C
以上の、金沢支店から目黒支店に至るルートで、(部分的には)正常なルート、(部分的には)正しいルートと表現した理由にお気づきでしょうか
このルートには、上記の訂正が行われたとしても決定的な瑕疵があります。
それは、統括支店である新金沢支店を経由していないことです。
統括支店の経由に関しては、また別の機会にお伝えします。
さらに監視を続けていたところ、また、新たに不審な郵便を発見しました
下記のように高岡支店(到着)が、日時を違えて2回入力されています
しかも、下記の3つの郵便物は、違うのは書留番号だけで、「発送」、「到着」、「お届け先にお届け済み」の日時等もすべて同じです。
これらのような間違いは、パソコン等の端末の操作だけで意図的に作成されたダミーでなければ、絶対に発生しません。
それにしても、書留検索がデタラメなのは、郵政が民営化されされてからなのでしょうか?それとも、民営化される前からなのでしょうか
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