待ち望まれるヒノキ花粉の免疫療法
重症の花粉症なので、数年前から皮下免疫療法(減感作療法)をしています。
アレルギーの原因物質(抗原)を少しずつ身体に与えることで、『抗原に慣らしてしまおう』という治療法です。
舌の下に薬液を滴下する舌下免疫療法もありますが、それよりも注射で投与する皮下免疫療法の方が効果があるということで、こちらを継続しています。
初夏から晩秋までは2,3カ月に1度のペースで、花粉の季節が近づく年末あたりからは1カ月に1度、症状が現れる1カ月前くらいからは2週間に1度くらいの頻度で注射を打っています。(気が向いたときに通院しているので適当です)
注射を打った後、2,3分は腕に力が入らなくなるほど物凄く痛いのですが、飲み薬による眠気や毎日服用する煩わしさを思えば少しの我慢で済むので楽です。
お陰でスギ花粉については酷かった症状が嘘のようになくなり、1日に2,3回、単発でくしゃみが出るくらいで快適に過ごせています。
https://trial17.blog.fc2.com/blog-entry-714.html
ところがヒノキ花粉には、あまり効果がないようです。
例年でしたら、4月半ばぐらいからヒノキ花粉による症状が現れるのですが、今年は3月の気温が高かったせいか3月の中旬ぐらいから症状が出ています。
ヒノキ花粉の飛散予報と連動して症状が現れます。
そういえば昨年は桜の開花の時期には、まだ症状が現れず、綺麗な桜の景色をカメラに収めたりしていましたが、今年はお花見なんてトンデモナイという感じです。
1時間ぐらい買い物に出かけただけで、翌日にかけて大変なことになります。花粉の飛散量も今年は多いのかもしれません。
ヒノキ花粉の特に嫌なところは、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、肌荒れ・・・、スギ花粉でも現れる症状のほかに、鼻の奥の粘膜がヒリヒリと痛むことです。
長時間居ることの多いリビングや寝室には空気清浄機を設置し、洗濯物は室内か乾燥機で乾かしていますが、完全に花粉をシャットアウトすることは無理なようで、症状を軽減するぐらいです。
調べてみると、「アレルゲン免疫療法はなぜヒノキ花粉症に効かないのか?」というタイトルの記事を見つけました。
ヒノキ花粉とスギ花粉のアミノ酸配列の相同性は85%で、構造的に共通な部分が多いのですが、アレルゲンの含有量(成分量)が違うので、ヒノキ花粉症には十分に効かないようです。
最近、ヒノキ花粉のアレルゲンの一つがスギ花粉にはあまり入っていないことが解明されて、その辺の違いが免疫療法の効果の違いに現れているようです。
どうしてヒノキ花粉を用いた免疫療法がないのかと、ずっと不思議に思っていましたが、ヒノキ花粉抗原は採取・精製しにくい上に、いまだに標準化されていないという課題があるようです。
将来的には、スギ花粉抗原とヒノキ花粉抗原が混合されたスギ・ヒノキ花粉症治療剤が開発されることが望まれます。
https://www.m3.com/clinical/open/news/671410
国民病のように言われ悪者にされている花粉症ですが、悪いことばかりではなくメリットもあるようです。
花粉症にはガンを予防する効果があるかもしれなということです。
花粉症などのアレルギー症状をもつ人々は、アレルギー症状のない人と比べて、すい臓ガン、大腸ガン、食道ガン、胃ガン、口腔ガン、子宮体ガン、脳腫瘍などの発症リスクが低下するようです。
例えば、花粉症の人は、すい臓ガンのリスクが57%低下して、最も一般的な脳腫瘍である神経膠腫の発症リスクが45%低下するという研究報告があります。
また、2万人以上の女性を対象に、アレルギー症状と大腸ガンの関係を調べた研究で、花粉症などのアレルギー症状を1つだけもつ人より、2つ以上もつ人で大腸ガンの発症リスクが大きく低下することがわかっています。
更に、アレルギー疾患には予防だけでなく、ガンによっては発症後の進行を抑える効果もあるかもしれないということで、別の研究では、花粉症などアレルギー症状のある人は、大腸ガンによる死亡率が低下することを発見しています。
花粉症の過敏免疫がガン細胞をまめに破壊!?
これ以上は会員でないと読めない記事ですので、途中までの紹介となります。
https://diamond.jp/articles/-/1840
おまけ
アロイノプシス スクーネーシー(唐扇)の花が咲きました。
南アフリカ原産のメセンに分類される塊根性の根を持つ多肉植物です。



アレルギーの原因物質(抗原)を少しずつ身体に与えることで、『抗原に慣らしてしまおう』という治療法です。
舌の下に薬液を滴下する舌下免疫療法もありますが、それよりも注射で投与する皮下免疫療法の方が効果があるということで、こちらを継続しています。
初夏から晩秋までは2,3カ月に1度のペースで、花粉の季節が近づく年末あたりからは1カ月に1度、症状が現れる1カ月前くらいからは2週間に1度くらいの頻度で注射を打っています。(気が向いたときに通院しているので適当です)
注射を打った後、2,3分は腕に力が入らなくなるほど物凄く痛いのですが、飲み薬による眠気や毎日服用する煩わしさを思えば少しの我慢で済むので楽です。
お陰でスギ花粉については酷かった症状が嘘のようになくなり、1日に2,3回、単発でくしゃみが出るくらいで快適に過ごせています。
https://trial17.blog.fc2.com/blog-entry-714.html
ところがヒノキ花粉には、あまり効果がないようです。
例年でしたら、4月半ばぐらいからヒノキ花粉による症状が現れるのですが、今年は3月の気温が高かったせいか3月の中旬ぐらいから症状が出ています。
ヒノキ花粉の飛散予報と連動して症状が現れます。
そういえば昨年は桜の開花の時期には、まだ症状が現れず、綺麗な桜の景色をカメラに収めたりしていましたが、今年はお花見なんてトンデモナイという感じです。
1時間ぐらい買い物に出かけただけで、翌日にかけて大変なことになります。花粉の飛散量も今年は多いのかもしれません。
ヒノキ花粉の特に嫌なところは、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、肌荒れ・・・、スギ花粉でも現れる症状のほかに、鼻の奥の粘膜がヒリヒリと痛むことです。
長時間居ることの多いリビングや寝室には空気清浄機を設置し、洗濯物は室内か乾燥機で乾かしていますが、完全に花粉をシャットアウトすることは無理なようで、症状を軽減するぐらいです。
調べてみると、「アレルゲン免疫療法はなぜヒノキ花粉症に効かないのか?」というタイトルの記事を見つけました。
ヒノキ花粉とスギ花粉のアミノ酸配列の相同性は85%で、構造的に共通な部分が多いのですが、アレルゲンの含有量(成分量)が違うので、ヒノキ花粉症には十分に効かないようです。
最近、ヒノキ花粉のアレルゲンの一つがスギ花粉にはあまり入っていないことが解明されて、その辺の違いが免疫療法の効果の違いに現れているようです。
どうしてヒノキ花粉を用いた免疫療法がないのかと、ずっと不思議に思っていましたが、ヒノキ花粉抗原は採取・精製しにくい上に、いまだに標準化されていないという課題があるようです。
将来的には、スギ花粉抗原とヒノキ花粉抗原が混合されたスギ・ヒノキ花粉症治療剤が開発されることが望まれます。
https://www.m3.com/clinical/open/news/671410
国民病のように言われ悪者にされている花粉症ですが、悪いことばかりではなくメリットもあるようです。
花粉症にはガンを予防する効果があるかもしれなということです。
花粉症などのアレルギー症状をもつ人々は、アレルギー症状のない人と比べて、すい臓ガン、大腸ガン、食道ガン、胃ガン、口腔ガン、子宮体ガン、脳腫瘍などの発症リスクが低下するようです。
例えば、花粉症の人は、すい臓ガンのリスクが57%低下して、最も一般的な脳腫瘍である神経膠腫の発症リスクが45%低下するという研究報告があります。
また、2万人以上の女性を対象に、アレルギー症状と大腸ガンの関係を調べた研究で、花粉症などのアレルギー症状を1つだけもつ人より、2つ以上もつ人で大腸ガンの発症リスクが大きく低下することがわかっています。
更に、アレルギー疾患には予防だけでなく、ガンによっては発症後の進行を抑える効果もあるかもしれないということで、別の研究では、花粉症などアレルギー症状のある人は、大腸ガンによる死亡率が低下することを発見しています。
花粉症の過敏免疫がガン細胞をまめに破壊!?
これ以上は会員でないと読めない記事ですので、途中までの紹介となります。
https://diamond.jp/articles/-/1840

アロイノプシス スクーネーシー(唐扇)の花が咲きました。
南アフリカ原産のメセンに分類される塊根性の根を持つ多肉植物です。



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