ニンニクの驚くべきパワー

昨年、収穫したニンニクですが、食べきれずに残っていたものから次々に芽が出てきています。
もったいないので何とかしなければと思いついたのが、ニンニクのオリーブオイル漬けと醤油漬けです。
ジャガイモの芽でしたらソラニンなどの毒素が含まれているので食べられませんが、ニンニクの芽は市販されていますし、中華料理などに使われているので毒性はないはずと、芽も一緒に漬けることにしました。

作ってから1日後の状態
　　　　　　　

ニンニクは薄皮を向いて、底の硬い部分を切り落とし、エキスが抽出しやすいようにと、ざっくりしたスライスにして瓶に詰め、それぞれにオリーブオイルと醤油を注ぎました。オリーブオイルには鷹の爪も加えました。
自家製のニンニクなので、小ぶりで扱いにくいため、けっこう手間がかかりました。この作業に1時間以上は費やしました。

ところが、作業をしているときに意外な発見がありました。
部屋中にニンニクの匂いが充満し、その匂いを吸い込んだせいなのか、指先から浸透したニンニクの成分のせいかは分かりませんが、顔がポッポして頭皮は汗ばみ、手足が温まり、何か辛い物を食べたときのような感じになりました。
改めてニンニクの驚くべきパワーを感じました。
様々なニンニクサプリメントが売られていますし、昔からスタミナ食品のようには言われていますが、少々ニンニクが効いた料理を食べたくらいでは、効果が実感できません。
ところが、この作業中、ニンニクを口にしたわけではないのに凄い効果に驚きました。

それで今更ですがニンニクについて調べてみました。
https://www.mcsg.co.jp/kentatsu/health-care/nutrition/33252

ニンニクには、香りの元となるアリシン、カロテン（主にニンニクの芽の部分に多く含まれている）、リン、葉酸、ビタミンB6などの健康を維持するために必要な栄養素が多く含まれています。

実際の効果・効能としては次のようなものが挙げられます。
●　体の代謝が高まることで、疲労回復を期待することができる。
●　血管を広げ血流を促進することで冷え性の改善に大きな効果がある。
●　血液をサラサラにする働きがあり、心筋梗塞や脳梗塞の原因になる動脈硬化を
　　予防することが期待できる。
●　高い抗酸化力により免疫力を高め、がん予防にも繋がる。

是非とも積極的に取り入れていきたい食材です。

ところで、作ったオリーブオイル漬けと醤油漬け、何に使うのかということですが、オリーブオイル漬けの方は、ドレッシングとかアヒージョ、それとペペロンチーノもこれがあれば簡単に作れそうです。
醤油漬けの方は、肉や魚を漬けて下味をつけたり、チャーハンなどの炒め物にタラリと加えれば食欲をそそる味に早変わりします。
それと、オリジナルレシピを一つ紹介します。
何かの付録の冊子に載ってい「大根のキンピラ」からヒントを得たものです。

大根を10㎝ぐらい用意し、長さ5㎝ぐらい、7㎜ぐらいの拍子切りにします。
それを、フライパンでサラダ油少々で炒め、少ししんなりしてきたら、ニンニクの醤油漬け大さじ山盛り１～2杯（お好みで）を醤油ごと加え、さらに炒めます。
豚肉を加えたり、彩りに緑黄色野菜を加えたり、様々なアレンジができます。
少ない材料で簡単にできますが、スパイシーで箸が進みます。