不審な書留検索!~その1~
その結果、郵便の信頼を損なうような次の重大な事実が判明しました (詳細は、前回の記事参照。)。
① 日本郵便のホームページの「お届け日数の検索結果」の表示がデタラメであるか、あるいは、郵便物が正規の配送ルートに沿って運ばれていない可能性がある。
② 郵便物が、ホームページの「お届け日数の検索結果」の表示通りの配達がされていない。
同じ地域でありながら、公平性に欠ける対応である。
③ 書留番号検索を利用して、郵便物の流れをリアルタイムで追跡した結果、本来なら表示されるはずのない未来の日時が表示されている。
つまり、実際の郵便物の流れと、書留検索の表示が一致していないということは、郵便物の配送ルートとは違うところで、その動きとは無関係に配送表示だけが操作されている可能性がある。
仮にそうであるならば、書留検索結果に表示されている取扱店を実際に経由しているのかどうかも疑わしいことになる。

書留番号検索に記載されている郵便物が、正常な動き(流れ)や表示になっているかどうかを見分けるためには、11桁の書留番号の決まりを知っておかなければなりません。
そこで、今回は、この11桁の書留番号についてご説明します。
(いろいろ@はてな 「書留等の引受番号のチェックデジットと使いまわし」 から引用。)
※ 左側を1桁目とします。
1桁目:種別
1…一般 2…現金 3~4…簡易 5~6…特定記録
7…代引・一般 8…代引・簡易/普通
2~3桁目:地域(差出局管轄の郵政局)
00~30…東京 31~45…関東 46~47…信越
48~56…東海 57~58…北陸 59~76…近畿
77~81…中国 82~83…四国 84~90…九州
91~95…東北 96~98…北海道 99…沖縄
4~5桁目:区分
00~59…個別(郵便局で貼付するシール状のもの)
60~99…大口(割引の条件として差出人があらかじめ印刷するもの)
6~10桁目:個別番号(00000~99999)
11桁目:チェックデジット(0~6)
左端からの10桁の数字を、7で割ったときの余りが11桁目(右端)の数字になります。
ですから、7で割り切れたときには、11桁目が0になります。
《例題》 書留番号 123-45-67890-? の?の部分は、1234567890を7で割った余りで「3」ということになります。
※ 123-45-00000-?から123-45-99999-?までは、同一郵便局で使用されます。個別番号が00000~99999まで使用されると、今度は、123-45そのものが変わるか、123-45のうち、45の部分が46になったり、44になったりするそうです。
※ それから、もうひとつ、重要なチェックポイントがありますが、これについては折にふれご説明します。 書留検索に記載されている郵便物が正常な郵便物であるかどうかということを判断していただくためと、さらには、みなさんが所有されている書留郵便が正しく配達されたものであるかどうかを確認していただくためにも、是非、この11桁の書留番号の決まりを知っておいていただきたいと思います。
- 関連記事