郵便の新たな不正発見! ~信用できない書留番号検索~
最高裁から送られてくるはずの記録到着通知書の封筒の消印が、最高裁の所在地の消印と一致していないことや、そのような消印のことについて最高裁に問い合わせた際、職員の説明が曖昧であったことなどから、記録到着通知書は、最高裁の書記官ではない人物によって作成され、投函されているのではないかという疑念を抱きました。
そこで、記録到着通知書が、最高裁の書記官により作成され、最高裁から送られたものであるかを確認するため、以前ご紹介したイノシシさんと私は、ある実験をしました。
どのような実験であったかといいますと、実際に裁判所内の郵便局から郵便物を送り、その郵便物の流れを調べました。
実験は、大きくふたつに分けられます。
ひとつ目は、郵便物を裁判所内のポストに投函し、普通郵便として送り、消印を確認しました。
ふたつ目は、裁判所内郵便局の窓口から書留として送り、日本郵便のホームページにある書留番号検索を利用して、郵便物の流れを追跡しました。
これらのふたつ方法について、比較対照のために、最高裁判所と東京高等裁判所の2箇所から郵便物を送り調べてみました。
その結果、郵便の信頼を損なうような重大な事実が判明しました。
客観的根拠に基づく事実は、おおよそ次の3つです。
① (最高裁判所から送った普通・書留郵便について)
日本郵便のホームページにある「お届け日数を調べる」に最高裁判所の郵便番号を入力して検索すると、差出元として麹町支店が表示されるが、普通郵便には銀座の消印が押され、書留検索結果には、取扱店名として銀座支店が表示される。
※ ホームページの「お届け日数の検索結果」の表示がデタラメであるか、あるいは、郵便物が正規の配送ルートに沿って運ばれていない可能性がある。
② (東京高裁から送った普通・書留郵便について)
日本郵便のホームページにある「お届け日数の検索結果」では、翌日の配達になっているが、実際には、翌々日に配達された。
不思議なことに、同日、同じルートで東京高裁内郵便局から同じいわき支店に届いた書留は、翌日に配達されている。
※ 郵便物が、ホームページの「お届け日数の検索結果」の表示通りの配達がされていない。
公平性に欠ける対応である。
③ (最高裁内郵便局・東京高裁内郵便局から送った書留について)
③については書留番号検索を利用して、郵便物の流れをリアルタイムで追跡していたからこそ判明したことであるが、 「状態発生日」の日時に、本来なら表示されるはずのない未来の日時が表示されている。
具体的には
● 最高裁から送った郵便物につて、24日18:36の時点で検索したところ、最新状態の詳細で24日21:45銀座支店発送の表示がされた。
● 東京高裁から送った郵便物について、24日21:17の時点で検索したところ、最新状態の詳細で24日22:40銀座支店発送の表示がされた。
● 東京高裁から送った郵便物について、25日08:36の時点で検索したところ、最新状態の詳細で25日11:55郡山支店発送の表示がされた。
※ 書留検索結果に表示される「状態発生日」 「最新状態」 「最新取扱店名」などは、予定が表示されている可能性もあると思い、郵便局に問い合わせてみたが、これらは予定ではなく、現在の状態を表示しているということであった。
そういえば、書留が届けられたとき、配達員が、コンビニやスーパーのレジにあるようなバーコードの読み取り機(正式には何というの?)を封筒に張られたバーコードに"ピッ”とかざすと、それが検索結果に反映されるので、本来なら、未来の時刻表示などありえないはずである。
実際の郵便物の流れと、書留検索の表示が一致していないということは、郵便物の配送ルートとは違うところで、その動きとは無関係に配送表示だけが操作されている可能性がある。
仮にそうであるならば、書留検索結果に表示されている取扱店を実際に経由しているのかどうかも疑わしいことになる。 郵便のスペシャリストともいえるイノシシさんとのコラボレーションで、驚きの事実が判明しました。
これって、もしかしたら、かんぽの宿や障害者郵便に続くともいうべき、郵便の新たな不正発見かも知れません。
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