臨界を繰り返していると思われる福島第一原発 オリンピックを開催する資格がないのでは?
昨年からコロナ関連のことが報道の大半を占めており、重大ニュースでありながら闇に葬り去られている出来事がたくさんあるはずです。
仮にコロナの感染拡大がなかったとしても、これはたぶん報道されることはないと思われるのが、アンダー・コントロールとは言えない福島第一原発の状況です。
前々回の記事で、今年2月22日と4月1日に福島県沖で獲れたクロソイから基準を超える放射性セシウムが検出されたということをお伝えしましたが、今度は、今年3月に、つくばみらい市、および小田原市の下水処理場で、脱水汚泥、汚泥焼却灰から1000Bq/kg前後の大量のヨウ素131(半減期8日)が検出されているという記事を見つけました。
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/519.html

※ 小絹水処理センターの放射能濃度の単位が(Bp/kg)となっていますが、(Bq/kg)の間違いです。
比較的細かい時系列で、いつ頃、何かが起こったということが推測しやすいのが、上の表のつくばみらい市にある小絹水処理センターのデータです。
令和3年1月13日には放射性ヨウ素(Iー131)が検出されていませんが、3月13日には1340Bq/kgに跳ね上がり、その後、減少に転じています。
この間に何があったのでしょうか?
医療用要素ではないかという指摘もありますが、そうではなさそうです。
放射性ヨウ素は、甲状腺がんの診断や治療等に医療機関でも使用され、投与を受けた患者は、体内の放射性ヨウ素残存量が500,000,000ベクレルの基準を下回れば、放射線治療病室等から退出・帰宅ができることになっています。
投与を受けた患者から排泄されたものについては、通常の下水道終末処理により、放射能レベルの十分低いものとなり、自然界や生活環境に影響ないものとされています。
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/gesuiodei-qa.html
ということですから、医療用でしたら日常的にある一定量検出される可能性はあるにしても、突発的な放射性ヨウ素濃度の上昇は考えられず、福島第一原発によるものではないかと推測されます。
ちなみに、福島の下水処理場のデータを見れば、より明白ではないかと思われるかもしれませんが、福島では平成30年度(2018年度)以降、放射性ヨウ素(Iー131)の数値を公表していません。何か公表できない事情があるはずです。
こちらのサイトで確認できます。
http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/gesuido16.html
ヨウ素131(I-131)の説明ですが、自然界には存在しておらず、半減期は8日と短く、80日で1000分の1以下となります。
ですから、ヨウ素131(I-131)が検出されたということは、臨界が起こったという証拠になります。
先程の話に戻りますが、今年1月から、3月の間に福島第一原発では何が起こったのでしょうか?
おそらく、これが原因ではないかという記事を見つけました。
https://www.chosyu-journal.jp/shakai/20501
今年2月13日に福島県沖地震で起きた最大震度6強の地震で、10年前の地震での損壊箇所が広がり、1、3号機の格納容器内の水位が低下したということです。
これにより、再臨界が起きたものと思われます。
注水量を増やすなどの対応がとられているということですが、不安定な状態にあることには変わりありません。
この件に限らず、ここ3年ほど、神奈川県逗子市でも1000Bq/kg前後のヨウ素131が検出されていますし、2017年(平成29年)12月には二本松市の下水処理場の汚泥から8800Bq/kgものヨウ素131が検出されています。
福島第一原発では、2011年の東日本大震災の後も、繰り返し臨界が起きて、大量のヨウ素131が放出されている状況にあると考えられます。
https://www.city.zushi.kanagawa.jp/syokan/gesui/jyousui/housya-past.html
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/263605.pdf
東京オリンピックまで80日を切った今現在においても開催されるのかどうかは懐疑的ですが、現実問題として、アンダー・コントロールとは言えない状況にあるのですから、オリンピックを開催する資格はないといえます。


仮にコロナの感染拡大がなかったとしても、これはたぶん報道されることはないと思われるのが、アンダー・コントロールとは言えない福島第一原発の状況です。
前々回の記事で、今年2月22日と4月1日に福島県沖で獲れたクロソイから基準を超える放射性セシウムが検出されたということをお伝えしましたが、今度は、今年3月に、つくばみらい市、および小田原市の下水処理場で、脱水汚泥、汚泥焼却灰から1000Bq/kg前後の大量のヨウ素131(半減期8日)が検出されているという記事を見つけました。
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/519.html

※ 小絹水処理センターの放射能濃度の単位が(Bp/kg)となっていますが、(Bq/kg)の間違いです。
比較的細かい時系列で、いつ頃、何かが起こったということが推測しやすいのが、上の表のつくばみらい市にある小絹水処理センターのデータです。
令和3年1月13日には放射性ヨウ素(Iー131)が検出されていませんが、3月13日には1340Bq/kgに跳ね上がり、その後、減少に転じています。
この間に何があったのでしょうか?
医療用要素ではないかという指摘もありますが、そうではなさそうです。
放射性ヨウ素は、甲状腺がんの診断や治療等に医療機関でも使用され、投与を受けた患者は、体内の放射性ヨウ素残存量が500,000,000ベクレルの基準を下回れば、放射線治療病室等から退出・帰宅ができることになっています。
投与を受けた患者から排泄されたものについては、通常の下水道終末処理により、放射能レベルの十分低いものとなり、自然界や生活環境に影響ないものとされています。
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/gesuiodei-qa.html
ということですから、医療用でしたら日常的にある一定量検出される可能性はあるにしても、突発的な放射性ヨウ素濃度の上昇は考えられず、福島第一原発によるものではないかと推測されます。
ちなみに、福島の下水処理場のデータを見れば、より明白ではないかと思われるかもしれませんが、福島では平成30年度(2018年度)以降、放射性ヨウ素(Iー131)の数値を公表していません。何か公表できない事情があるはずです。
こちらのサイトで確認できます。
http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/gesuido16.html
ヨウ素131(I-131)の説明ですが、自然界には存在しておらず、半減期は8日と短く、80日で1000分の1以下となります。
ですから、ヨウ素131(I-131)が検出されたということは、臨界が起こったという証拠になります。
先程の話に戻りますが、今年1月から、3月の間に福島第一原発では何が起こったのでしょうか?
おそらく、これが原因ではないかという記事を見つけました。
https://www.chosyu-journal.jp/shakai/20501
今年2月13日に福島県沖地震で起きた最大震度6強の地震で、10年前の地震での損壊箇所が広がり、1、3号機の格納容器内の水位が低下したということです。
これにより、再臨界が起きたものと思われます。
注水量を増やすなどの対応がとられているということですが、不安定な状態にあることには変わりありません。
この件に限らず、ここ3年ほど、神奈川県逗子市でも1000Bq/kg前後のヨウ素131が検出されていますし、2017年(平成29年)12月には二本松市の下水処理場の汚泥から8800Bq/kgものヨウ素131が検出されています。
福島第一原発では、2011年の東日本大震災の後も、繰り返し臨界が起きて、大量のヨウ素131が放出されている状況にあると考えられます。
https://www.city.zushi.kanagawa.jp/syokan/gesui/jyousui/housya-past.html
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/263605.pdf
東京オリンピックまで80日を切った今現在においても開催されるのかどうかは懐疑的ですが、現実問題として、アンダー・コントロールとは言えない状況にあるのですから、オリンピックを開催する資格はないといえます。


- 関連記事
-
- 経産省の見識とモラルが疑われるアルプス処理水のCM (2022/12/21)
- 原発事故由来の甲状腺がんを巡る訴訟に 是非 注目を! (2022/02/02)
- オリンピックを中止させる妙案 (2021/05/21)
- 臨界を繰り返していると思われる福島第一原発 オリンピックを開催する資格がないのでは? (2021/05/07)
- 原発処理水の海洋放出をしようとしている愚かな政府 (2021/04/09)
- 重大事故の東京電力と軽微な被害で済んだ東北電力の違いは何? (2021/03/13)
- 「現代の徴用工」 ~外国人労働者による廃炉作業~ (2019/04/23)
スポンサーサイト