ワクチン接種を受けることが当然のような風潮に警戒すべき!!
ワクチンの調達から、接種を受ける人の順番、接種会場でのシュミレーション、マイナンバーで管理するとか・・・・、国民全員がワクチン接種を受けることが当然であるかのような風潮が作られつつあります。
国民に選択の余地を与えないような流れを危惧しています。
日本政府は、ファイザーから約1億4400万回分(約7200万人分)の供給を受けることを正式に契約していますし、このほか、米モデルナからmRNAワクチン5000万回分(2500万人分)、英アストラゼネカからウイルスベクターワクチン1億2000万回分(6000万人分)の供給を受ける契約を結んでいます。アストラゼネカのワクチンについては、日本国内で製造することも伝えられています。
この調子で行けば、これらのワクチンだけで、日本の国民全員分がまかなえてしまえそうな感じです。
これらのワクチンは、従来型のワクチンとは異なり、遺伝子工学によって作られたまったく新しいタイプのワクチンであることは前回の記事でもお伝えしています。
コロナワクチンを接種する前に 是非 読んでおきたい本
ファイザーやモデルナのワクチンは、ウイルスの遺伝子の設計図であるmRNAを直接細胞に送り込み、体内で増やすことで免疫系を刺激しようというメカニズムです。アストラゼネカのウイルスベクターワクチンは、コロナ遺伝子の一部の設計図を、アデノウイルスに組み込んで、それを体内に入れて増やします。遺伝子の設計図を、直接かウイルスに組み込むかの違いはありますが、体内の細胞を使ってコロナウイルスの成分を作り出すという点では同じメカニズムです。
本来なら遠い未来のワクチンのはずが、コロナの感染拡大で急ピッチで開発が進められ、数年後、どのような副反応が起きるかなどの長期的な影響については、まったく分かっていません。
一方で、接種直後の副反応については徐々に分かってきており、発熱や頭痛などの一時的な症状から下記のサイトのように接種後に死亡したという例まで報告されています。
【速報】ファイザーワクチン接種開始後、ジブラルタルで53人死亡 「虐殺」との声も上がる事態に、因果関係は?
そのような不明な点が多いワクチンであるにもかかわらず使用しなければならない背景には、欧米などでコロナの大流行により多くの人が亡くなっていることがあります。
日本のような比較的死亡者の少ない国で、危険を冒してまでワクチン接種をする必要があるのかは、かなり疑問です。
医療が逼迫しているなどの一部の地域ならともかく、まったく感染者が出ていない地域もたくさんあります。
加えて、ワクチンに期待しすぎる背景には、「ワクチンの有効性が95%」などといわれる数値の独り歩きが影響しているのではないでしょうか。
これを聞けば、「ワクチン接種を受けた人の95%はコロナに感染しないのか!」というイメージを持ち、「だったら接種しなければ。」となると思いますが、それが違うのです。
この「有効性95%」とは、一般の人が抱いているイメージとはだいぶ違います。
ワクチン投与群と偽薬(プラセボ)投与群に分けて、その「リスク比」が0,05、つまり95%減ったということだそうです。
その「リスク比」について少し説明する必要があります。
前回の記事で紹介した「新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実」で分かりやすく説明されていますが、同じ資料が下記のサイトにもあります。
新型コロナワクチンが「90%の有効性」ってどういうこと?

この資料では、わかりやすく有効性90%の例が示されています。
ワクチン投与群と偽薬(プラセボ)投与群のそれぞれで、ワクチン接種の有無以外は同じ条件で、普通に生活してもらって、自然に感染する人がどれだけいるかを見るということです。
コロナウイルスは春先のスギ花粉と違い、常に身の回りの大気中に漂っているわけではないため、どちらの群にも新型コロナに感染する機会がなかった人が相当数含まれることになります。その上で、それぞれの群にどれだけ感染者が出たかを比較するのです。
上の図をご覧いただければ分かりますが、それぞれの群の黒色で示されている感染した人の比率が「リスク比」になるのです。
図のように、ワクチン接種を受けていなくても感染しない人はたくさんいますし、逆にワクチン接種を受けても、わずかですが感染する人もいます。集団としての母数が多ければ、当然のことながらワクチン接種をしても感染する人の数も多くなります。
ですから、「90%の有効性」の正しい意味を知ると、「なんだ、その程度のものか!」ということになってしまうのです。
となると、コロナの感染者がまったく出ていない地域などは、コロナのウイルス自体が存在しないわけですから、接種のリスクを考えれば、それほど必要とはいえないのです。
また接種しても感染する人がいるのですから、やはりマスク、手洗い、三密を避けるなどの基本的な対策は必要となるのです。
イスラエルでは、人口のおよそ3割にあたる270万人が1回目のファイザーのワクチン接種を終え、このうちおよそ140万人は2回目の接種を終えています。その結果、2回目の接種を終えた12万8600人について、2回目の接種から1週間以上経過したあとの状況を調べたところ、検査で陽性反応が出た人は20人、割合にして0.01%だったということです。
これを聞けば、ワクチンの効果は凄いと思う人がたくさん出てくると思いますが、果たして、そうなのでしょうか?
イスラエルでは、3度目となる厳しい外出制限が今月末まで出されているということですし、ワクチン接種を受けるくらいの人は元々体調に問題なく元気だったと考えれば、当然の結果ともいえるのです。
政府が前のめりになっているmRNAワクチン、ウイルスベクターワクチンだけが、ワクチンのすべてではありません。
従来型のワクチンの開発も進められています。
下記のサイトに、ワクチンの種類と開発の進捗状況が表示されていますので、それらを参考にひとりひとりが賢い選択をされることをお勧めします。
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/20139/


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