犯罪者を法的手段で排除できないのであれば 首相になる人物には事前に適性検査を課す必要がある
年末から年を跨いで最も気になることといえば、コロナの感染拡大と、不起訴処分になった安倍前首相に対する周囲の動きです。
まず、コロナについてです。
東京が1000人を超えるのは時間の問題だとは思っていましたが、予想以上に早く来てしまったようです。
GoToキャンペーンなどで自主的な行動制限に緩みが生じたことに加え、年末で帰省を控えてPCR検査を受けた人が多かったことも影響しているのでしょうか。東京では感染経路不明が約7割ということですので、潜在的な感染者が相当数いるとみられ、検査数を増やせば、それだけ感染者も炙り出されると考えられます。
政府のお粗末なコロナ対応で感染が全国的に拡大する中、感染確認数が全国で最少、人口比でも最少クラスに抑え、死者もゼロを続ける県があります。
それが鳥取県で、その取り組みについて平井伸治知事は中国新聞の取材に次のように述べています。
一部抜粋してお伝えします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▽即時入院、死者ゼロに貢献
鳥取県は中国5県で最も医療態勢が脆弱で、重症化しやすい高齢者も多い。危機感から医師会や看護協会に頭を下げ、貴重な備蓄のマスクを提供した。対応病床数や、PCR検査可能数を人口当たりで全国でも多い水準に増やした。1日120検体だった検査可能数は、今は約4800検体だ。
11月に始めた、かかりつけ医による診療・検査医療機関は、9割に引き受けてもらった。小さな県の特徴を生かして結束できた。
検査強化について
陽性者が見つかれば、初動で検査をローラー的に実施する。検体採取の日に検査結果を出し、その日のうちに濃厚接触者も検査に回して、夜中に結果を判明させる。厚生労働省は2月、中国・武漢滞在歴や4日間の37・5度以上の熱など厳格な要件を付けたが、逆らって「疑わしきは検査する」と決め、医師が認めれば検査するよう基準を緩めた。感染力が強い発症日前後など早期に見つけ、封じ込める態勢ができた。
感染者の行動歴や接触者を調べる保健所のパンクが問題になっているが
大都市部では保健福祉部局と他部局、東京都と23区など行政の間の縦割りが壁となっている。鳥取県は感染者が出れば、保健所を持つ鳥取市も含め40人規模の応援を保健所に出し、疫学調査や電話相談を支え、検査をさばく。生活環境や農林など他の部門からも専門職を派遣し、可変性のある組織運営をしている。
死者ゼロの要因は
全員がすぐ入院できる態勢を確保しており、まず肺や血液の酸素を調べる。比較的簡単に状態が分かる。よく「元気な人が急に亡くなる」と言われるが間違いだ。必ず軽症から中等症、重症へと経過をたどる。
大都市部で、入院させない基準づくりが評価される風潮は残念だ。感染症の指定を2類相当から(インフルエンザと同じで入院勧告や隔離が不要の)5類に落とせという議論があるが、大都市の医療崩壊寸前の状態を全国に拡散することになる。早期検査、早期入院、早期治療というどんな病気でも同じ鉄則を守ることが、死者を出さない道だ。
「疑わしきは検査」早期発見 コロナ感染最少の鳥取・平井知事に聞く
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
菅首相にも、これだけの見識があれば、他の都道府県の感染状況もだいぶ違っていたはずです。
ちなみに平井知事は東大法学部出身で自治省、総務省などで勤務した後、鳥取県知事になっています。
次に安倍前首相の問題です。
年末の報道番組で、安倍前首相の国会での過去の虚偽答弁と、不起訴を受けての記者会見や議院運営委員会での答弁が対比するように交互に映し出される映像を度々目にしましたが、あれだけの嘘を平然と言ってのける様は、ほとんど病的な感じさえしました。
まさに、サイコパスという精神病質そのものと思われます。
ちなみにサイコパスの特徴は次のようなものです。
良心が異常に欠如している
他者に冷淡で共感しない
慢性的に平然と嘘をつく
行動に対する責任が全く取れない
罪悪感が皆無
自尊心が過大で自己中心的
口が達者で表面は魅力的
サイコパスと言われる人達の脳には、ある特徴があるようです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
スキャン画像を眺めることで明らかになるのは、健常な人の脳と比べた場合に眼窩皮質と扁桃体周囲の活動が低下しているということであった。この領域の活動が低下すれば、人は衝動的になるとされ、他者の感情を共有することに大きな障害を有する可能性が高い。
つまりサイコパスは、情動にかかわる認知(=熱い認知)のために使用される<前頭前皮質>腹側システムの機能に乏しいが、理性的な認知(=冷たい認知)のための<前頭前皮質>背側システムは活発なままである。そのため良心の呵責や共感を伴わず、冷静な計画の元に他人を操ることができるのだ。
「サイコパス」の脳内構造はこうなっている
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さらに詳しく知りたい方は、下記の本をご覧ください。
脳をスキャンして明確な診断がつくのであれば、これを活用しない手はありません。
安倍前首相の国会での虚偽答弁に、与野党の議員や霞が関の行政職員は振り回され無駄な時間が費やされました。その結果、本来国会で議論されるべき多くの重要な問題が後回しにされたり、不十分な議論のまま決定されたことは否定できません。
仮に、今後もこのような人物が首相になれば、再び同じようなことが繰り返されます。
三権癒着構造の中で検察や司法がまともに機能せず、違法行為を積み重ね我が物顔に振る舞う最高権力者を法的な手段で排除できないのであれば、首相になる人物には、最低限、精神医学、心理学的な適性検査を行うとか、思考力、判断力、洞察力などに問題がないか、認知症がささやかれている高齢議員もいるようですが、そのような傾向がないかなどの適性検査を事前に課す必要があると思います。
(^-^)/ 今年もよろしくお願いいたします


- 関連記事
-
- 巨額使途不明金の陰に自民党あり (2021/04/16)
- 1億5000万円が振り込まれた背景と使途については徹底的に解明されなければならない (2021/02/06)
- 一貫性のない東京地検特捜部の恣意的な判断 (2021/01/15)
- 犯罪者を法的手段で排除できないのであれば 首相になる人物には事前に適性検査を課す必要がある (2021/01/02)
- 安倍氏の不起訴処分が 検察の公訴権独占の制度を改める契機になれば (2020/12/24)
- コロナ禍の今こそ 検察は利権政治家を一掃すべき (2020/12/18)
- 押印を廃止して 本当に大丈夫なの? (2020/11/04)