“見せ掛けの民主国家”日本の変革は真実のネット情報から
4月8日の朝日新聞に、「『人肉捜索』中国熱狂」という見出しがありました。
中国語に疎い私は、一瞬、人食い人種か何かの記事なのかと思いましたら、サブタイトルに「個人情報 ネットに暴露」、小見出しに「腐敗役人つるし上げ」 「悪用され殺人事件も」とありましたので、何のことが書かれているのか、おおよその見当がつきました。
キーワードとして
人肉捜索 「人肉」は中国語で「人の力で」という意味合いがあり、「捜索」はネット検索を指す。必要な情報をみんなで探し出し、公開するという意味の造語。(以下省略)
リードには、次のように掲載されています。
標的にした人物の個人情報をインターネット上で大勢がよってたかって暴き出す「人肉捜索」が中国で論議を呼んでいる。政府統制化の既存メディアが報じない不祥事や腐敗があぶり出され「世直し」につながる一方、思わぬ中傷や非難を浴びる市民も続出。「両刃の剣」に、当局は規制強化に動き、市民は反発している。
「腐敗役人つるし上げ」の例では
「○○(ある人物)を追跡せよ」とネット上の掲示板に書き込みがあった。
市民の反発を招いた発言をしたこの役人に関する情報提供を求めたところ、高級品を使用している写真や情報が掲載され、非難が集中。市規律検査委員会が調査を始め、公金による高級たばこの購入や数十万元の収賄容疑などが判明し、共産党籍と一切の公職を奪われた。
「悪用された例」では
女性に振られ連絡を絶たれた男性が、うその書き込みで情報提供を呼びかけ、殺人事件に及んだ例や、些細なことから市民が標的にされ中傷された例など。
「中国では新聞やテレビは共産党・政府の統制下にあり、権力の腐敗や不祥事の報道には消極的。市民が比較的自由な言論が期待できるネットに「真のニュース」を求める。」と記事には記載されていますが、“中国では”というこの表現に、私はとても引っかかりました。
“(新聞やテレビが)権力の腐敗や不祥事の報道には消極的。市民が比較的自由な言論が期待できるネットに「真のニュース」を求める。”というののは、日頃、ネット上のブログや書き込みをご覧になっているみなさんは、すでにおわかりかと思いますが、日本も、まったく同様です。
相違点といえば、中国では“新聞やテレビが共産党・政府の統制下にある”ということが公にされているのに対し、日本では、建て前は表現の自由が謳われている民主国家であっても、既得権を得ている見えない国家権力によって支配されているということです。
病気にたとえるのなら、中国のように体の表面に現れている症状なら(新聞やテレビが共産党・政府の統制下にある)、すぐに対処することができますが(ネットに真実を求めるとか)、日本のように体の内部に病巣があり、外部からはまったくわからず一見健康そうでは(建て前は表現の自由が謳われている民主国家では)、病巣が治療されることもなくじわじわと広がっていくのです。
つまり、民主国家であると信じている日本の国民は、マスコミや政府の言うことを疑いもなく信じ、社会が間違った方向に向かっていることさえも気がついていないのです。
ですから、日本のほうがより重症になる危険性をはらんでいます。
西松建設の違法献金事件の報道からも明らかなように、実際に、かなり多くの人々が新聞やテレビの報道が正しいと信じているために、世論誘導されてしまっているのが現実です。
人肉捜索に加わる男性は「政府やメディアが解決できないことも解決できる。社会的責任だ。」と話しており、中国青年報は「通常の方法が通じない状況では市民はネットの強大な力を使って権力を監視するしかなく、人肉捜索はその主要な手段となった。」と報じています。
中語の例のように、一般市民が些細なことで標的にされ中傷されたり、公務員であってもすぐさまネット上で非難の対象にされたり、行き過ぎた個人情報の暴露は慎むべきです。
しかし、行政や裁判に訴えるなど適切な手段をとっても不当な扱いを受け一向に解決の見通しが立たないときには、躊躇せず行動すべきです。
国家賠償訴訟で、デタラメ判決が確定された私は、こんなことが許されてはならないという思いから裁判官らを刑事告訴し、この事実をより多くの方に知っていただく目的でブログで公開しています。
国家権力が正しく機能しておらず、どうすることもできない状況であるから、解決の一手段として、その救いの手を社会に求めているのかもしれません。
私を含むネット上で“真実の情報発信”をしている多くの人々は、権力に対する抗議の意味合いで、まさに人肉捜索のようなことを社会に期待しているのかもしれません。
ネットをあまり利用しない人や政治や社会に関心のない人、問題意識の低い人は、民主国家というイルージョンの中で既存メディアの報道を信じ、ネット上の情報には見向きもしません。
また、陳腐な考えのお役人は、情報網の発達に対する認識が甘く、高をくくっていることでしょう。
ですから、今のところ表立った動きはありませんが、近い将来、中国のような状況に発展する可能性は十分にあります。
真実を発信しているネット情報が優勢になり、デタラメなことをしている役人たちが罰せられ、社会が変革することを待ち望んでいます。
“国策捜査” “情報操作”の問題が取りざたされている今こそ、そのことに気がつくチャンスなのです。
中国語に疎い私は、一瞬、人食い人種か何かの記事なのかと思いましたら、サブタイトルに「個人情報 ネットに暴露」、小見出しに「腐敗役人つるし上げ」 「悪用され殺人事件も」とありましたので、何のことが書かれているのか、おおよその見当がつきました。
キーワードとして
人肉捜索 「人肉」は中国語で「人の力で」という意味合いがあり、「捜索」はネット検索を指す。必要な情報をみんなで探し出し、公開するという意味の造語。(以下省略)
リードには、次のように掲載されています。
標的にした人物の個人情報をインターネット上で大勢がよってたかって暴き出す「人肉捜索」が中国で論議を呼んでいる。政府統制化の既存メディアが報じない不祥事や腐敗があぶり出され「世直し」につながる一方、思わぬ中傷や非難を浴びる市民も続出。「両刃の剣」に、当局は規制強化に動き、市民は反発している。
「腐敗役人つるし上げ」の例では
「○○(ある人物)を追跡せよ」とネット上の掲示板に書き込みがあった。
市民の反発を招いた発言をしたこの役人に関する情報提供を求めたところ、高級品を使用している写真や情報が掲載され、非難が集中。市規律検査委員会が調査を始め、公金による高級たばこの購入や数十万元の収賄容疑などが判明し、共産党籍と一切の公職を奪われた。
「悪用された例」では
女性に振られ連絡を絶たれた男性が、うその書き込みで情報提供を呼びかけ、殺人事件に及んだ例や、些細なことから市民が標的にされ中傷された例など。
「中国では新聞やテレビは共産党・政府の統制下にあり、権力の腐敗や不祥事の報道には消極的。市民が比較的自由な言論が期待できるネットに「真のニュース」を求める。」と記事には記載されていますが、“中国では”というこの表現に、私はとても引っかかりました。
“(新聞やテレビが)権力の腐敗や不祥事の報道には消極的。市民が比較的自由な言論が期待できるネットに「真のニュース」を求める。”というののは、日頃、ネット上のブログや書き込みをご覧になっているみなさんは、すでにおわかりかと思いますが、日本も、まったく同様です。
相違点といえば、中国では“新聞やテレビが共産党・政府の統制下にある”ということが公にされているのに対し、日本では、建て前は表現の自由が謳われている民主国家であっても、既得権を得ている見えない国家権力によって支配されているということです。
病気にたとえるのなら、中国のように体の表面に現れている症状なら(新聞やテレビが共産党・政府の統制下にある)、すぐに対処することができますが(ネットに真実を求めるとか)、日本のように体の内部に病巣があり、外部からはまったくわからず一見健康そうでは(建て前は表現の自由が謳われている民主国家では)、病巣が治療されることもなくじわじわと広がっていくのです。
つまり、民主国家であると信じている日本の国民は、マスコミや政府の言うことを疑いもなく信じ、社会が間違った方向に向かっていることさえも気がついていないのです。
ですから、日本のほうがより重症になる危険性をはらんでいます。
西松建設の違法献金事件の報道からも明らかなように、実際に、かなり多くの人々が新聞やテレビの報道が正しいと信じているために、世論誘導されてしまっているのが現実です。
人肉捜索に加わる男性は「政府やメディアが解決できないことも解決できる。社会的責任だ。」と話しており、中国青年報は「通常の方法が通じない状況では市民はネットの強大な力を使って権力を監視するしかなく、人肉捜索はその主要な手段となった。」と報じています。
中語の例のように、一般市民が些細なことで標的にされ中傷されたり、公務員であってもすぐさまネット上で非難の対象にされたり、行き過ぎた個人情報の暴露は慎むべきです。
しかし、行政や裁判に訴えるなど適切な手段をとっても不当な扱いを受け一向に解決の見通しが立たないときには、躊躇せず行動すべきです。
国家賠償訴訟で、デタラメ判決が確定された私は、こんなことが許されてはならないという思いから裁判官らを刑事告訴し、この事実をより多くの方に知っていただく目的でブログで公開しています。
国家権力が正しく機能しておらず、どうすることもできない状況であるから、解決の一手段として、その救いの手を社会に求めているのかもしれません。
私を含むネット上で“真実の情報発信”をしている多くの人々は、権力に対する抗議の意味合いで、まさに人肉捜索のようなことを社会に期待しているのかもしれません。
ネットをあまり利用しない人や政治や社会に関心のない人、問題意識の低い人は、民主国家というイルージョンの中で既存メディアの報道を信じ、ネット上の情報には見向きもしません。
また、陳腐な考えのお役人は、情報網の発達に対する認識が甘く、高をくくっていることでしょう。
ですから、今のところ表立った動きはありませんが、近い将来、中国のような状況に発展する可能性は十分にあります。
真実を発信しているネット情報が優勢になり、デタラメなことをしている役人たちが罰せられ、社会が変革することを待ち望んでいます。

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