秋元議員の逮捕は 検察内部の反乱の賜物か?!
本日、昼頃、自民党の秋元司衆院議員が収賄容疑で逮捕されるという驚くべきニュースが飛び込んできました。
このところ、政治家の不正には完全に目をつぶり、政界に弱腰というイメージがすっかり定着してしまっている東京地検特捜部ですが、突然、どうしちゃったのでしょう?
欲を言えば、最近になって名が知れたような秋元司衆院議員を逮捕するよりも、税金を私物化して不正の限りを尽くしている大物を逮捕して欲しかったというのが本音ですが、秋元議員の逮捕が、さらなる事件の広がりを見越したうえでの端緒になる可能性を考えれば上出来といえます。
何しろ、秋元氏の派閥の親分は二階幹事長で、連携してIR利権に動いていたそうですし、菅官房長官はIRの管理をする内閣官房の責任者というだけでなく、地元の神奈川、沖縄、北海道で自らの人脈にIRをやらせようときな臭い動きをしていたということですから、この先、面白くなりそうです。
第二次安倍政権になってから、政界への捜査は、ことごとく潰されてきました。公職選挙法違反の小渕優子氏の事件では、秘書が政治資金規正法違反で在宅起訴になっただけで、本人はおとがめなし。あっせん利得処罰法違反罪で告発されていた甘利氏と元秘書2人については、贈賄を証言する当事者まで現れていたにもかかわらず、いずれも不起訴処分(嫌疑不十分)になっています。
これらの事件を握りつぶしたのは、東京地検特捜部というよりは、菅官房長官ときわめて近く “安倍政権の番犬”といわれてきた東京高検検事長の黒川弘務氏だと言われています。
このことについては、当ブログでも下記のように紹介しています。
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不起訴の方針が決まった後、現場の検事の間では、「黒川にやられた」というセリフが飛び交ったそうです。黒川というのは、法務省のナンバー2官僚である黒川弘務官房長のことで、法務省内でも「自民党の代理人」といわれているほど、政界とべったりの法務官僚だそうです。
東京地検特捜部が政界捜査に着手するときは『三長官報告』というのをやらなければならず、これは、法務大臣、検事総長、東京高検検事長の3人の最高幹部に捜査の方針を報告するのですが、その前に必ず、本省(法務省)の官房長、つまり黒川官房長に捜査の詳細をあげて根回しをするそうです。今回は、それ(地検の立件)を黒川官房長がすべて拒否してしまったようです。
甘利氏の口利き事件を 政府からの口利きで潰す法務官僚
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このような事情もあり、検察内部ではいま、黒川高検検事長のあまりに政権べったりの姿勢とその強権支配に対して反乱の動きが起きているということで、そのことが今回の秋元議員の逮捕につながったのかもしれません。
自民党・秋元司衆院議員の逮捕Xデイが目前に! 二階幹事長や菅官房長官も絡むカジノ疑惑に検察が踏み込む理由
ちなみに、御用ジャーナリスト・山口敬之氏のレイプもみ消しにも拘わったとされる人物は、北村滋内閣情報官です。
北村滋内閣情報官といえば、民間衛星を経由するネット情報を1時間に50万件の能力で傍受しているマラード(MALLARD)というシステムを使ったネット諜報導入を推進している内閣情報調査室のトップです。
与党自民党には多くの議員が所属しているので、普通でしたら多種多様な意見が出てきそうなものですが、ほとんど全員が「安倍にならえ」というように、異論がまったくと言ってもいいほど出てこないのは、極めて不思議なことです。
マラードのようなシステムを利用して、政権が政治家個人や官僚個人の情報を収集し、反逆者に対して人格攻撃を企てたりしているのではないかと推測したくなります。政権からの報復を恐れて、政治家や官僚が言いたいこともいえず、言動が委縮しているのではないかという疑念が湧いてきます。
支離滅裂な答弁でもヘッチャラ! その自信は諜報活動の成果?
黒川高検検事長と北村滋内閣情報官が、不正まみれの安倍政権の存続に大きく貢献していることは紛れもない事実でしょう。
犯罪者集団と化している安倍政権安倍政権の横暴については、いまや多くの国民が認める事態となっています。
それにもかかわらず、手も足も出せない弱腰の検察。三権癒着の似非法治国家、前近代的な似非民主主義国家であることが、国内外から認識されつつあります。
証拠の隠蔽、捏造、改竄・・・、これらは個々の裁判でのみ行われてきたというのが当ブログの当初の認識でしたが、安倍長期政権による腐敗政治の゛お陰″て、国家レベルでも同じようなことが行われているということが明白になりました。
捜査機関や司法の化けの皮が剥がれつつある今こそ、検察や裁判所に対する批判を、国民は強めなければなりません。
果たして、秋元議員の逮捕をきっかけに、政界に弱腰という検察のイメージを払拭できるのでしょうか。
今後も目が離せません。
今年はこの記事までとさせていただきます。
皆さま、よいお年をお迎えください。


このところ、政治家の不正には完全に目をつぶり、政界に弱腰というイメージがすっかり定着してしまっている東京地検特捜部ですが、突然、どうしちゃったのでしょう?
欲を言えば、最近になって名が知れたような秋元司衆院議員を逮捕するよりも、税金を私物化して不正の限りを尽くしている大物を逮捕して欲しかったというのが本音ですが、秋元議員の逮捕が、さらなる事件の広がりを見越したうえでの端緒になる可能性を考えれば上出来といえます。
何しろ、秋元氏の派閥の親分は二階幹事長で、連携してIR利権に動いていたそうですし、菅官房長官はIRの管理をする内閣官房の責任者というだけでなく、地元の神奈川、沖縄、北海道で自らの人脈にIRをやらせようときな臭い動きをしていたということですから、この先、面白くなりそうです。
第二次安倍政権になってから、政界への捜査は、ことごとく潰されてきました。公職選挙法違反の小渕優子氏の事件では、秘書が政治資金規正法違反で在宅起訴になっただけで、本人はおとがめなし。あっせん利得処罰法違反罪で告発されていた甘利氏と元秘書2人については、贈賄を証言する当事者まで現れていたにもかかわらず、いずれも不起訴処分(嫌疑不十分)になっています。
これらの事件を握りつぶしたのは、東京地検特捜部というよりは、菅官房長官ときわめて近く “安倍政権の番犬”といわれてきた東京高検検事長の黒川弘務氏だと言われています。
このことについては、当ブログでも下記のように紹介しています。
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不起訴の方針が決まった後、現場の検事の間では、「黒川にやられた」というセリフが飛び交ったそうです。黒川というのは、法務省のナンバー2官僚である黒川弘務官房長のことで、法務省内でも「自民党の代理人」といわれているほど、政界とべったりの法務官僚だそうです。
東京地検特捜部が政界捜査に着手するときは『三長官報告』というのをやらなければならず、これは、法務大臣、検事総長、東京高検検事長の3人の最高幹部に捜査の方針を報告するのですが、その前に必ず、本省(法務省)の官房長、つまり黒川官房長に捜査の詳細をあげて根回しをするそうです。今回は、それ(地検の立件)を黒川官房長がすべて拒否してしまったようです。
甘利氏の口利き事件を 政府からの口利きで潰す法務官僚
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このような事情もあり、検察内部ではいま、黒川高検検事長のあまりに政権べったりの姿勢とその強権支配に対して反乱の動きが起きているということで、そのことが今回の秋元議員の逮捕につながったのかもしれません。
自民党・秋元司衆院議員の逮捕Xデイが目前に! 二階幹事長や菅官房長官も絡むカジノ疑惑に検察が踏み込む理由
ちなみに、御用ジャーナリスト・山口敬之氏のレイプもみ消しにも拘わったとされる人物は、北村滋内閣情報官です。
北村滋内閣情報官といえば、民間衛星を経由するネット情報を1時間に50万件の能力で傍受しているマラード(MALLARD)というシステムを使ったネット諜報導入を推進している内閣情報調査室のトップです。
与党自民党には多くの議員が所属しているので、普通でしたら多種多様な意見が出てきそうなものですが、ほとんど全員が「安倍にならえ」というように、異論がまったくと言ってもいいほど出てこないのは、極めて不思議なことです。
マラードのようなシステムを利用して、政権が政治家個人や官僚個人の情報を収集し、反逆者に対して人格攻撃を企てたりしているのではないかと推測したくなります。政権からの報復を恐れて、政治家や官僚が言いたいこともいえず、言動が委縮しているのではないかという疑念が湧いてきます。
支離滅裂な答弁でもヘッチャラ! その自信は諜報活動の成果?
黒川高検検事長と北村滋内閣情報官が、不正まみれの安倍政権の存続に大きく貢献していることは紛れもない事実でしょう。
犯罪者集団と化している安倍政権安倍政権の横暴については、いまや多くの国民が認める事態となっています。
それにもかかわらず、手も足も出せない弱腰の検察。三権癒着の似非法治国家、前近代的な似非民主主義国家であることが、国内外から認識されつつあります。
証拠の隠蔽、捏造、改竄・・・、これらは個々の裁判でのみ行われてきたというのが当ブログの当初の認識でしたが、安倍長期政権による腐敗政治の゛お陰″て、国家レベルでも同じようなことが行われているということが明白になりました。
捜査機関や司法の化けの皮が剥がれつつある今こそ、検察や裁判所に対する批判を、国民は強めなければなりません。
果たして、秋元議員の逮捕をきっかけに、政界に弱腰という検察のイメージを払拭できるのでしょうか。
今後も目が離せません。
今年はこの記事までとさせていただきます。




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