やっぱり ルビが振られてなかったのね!!
なぜなら、卒業式か何かで、祝辞を述べた来賓が、その原稿を壇上に置いていくる光景が、記憶の片隅にあったからです。
それに倣えば、安倍首相が読んだ原稿も、宮内庁か天皇陛下に差し出されることになるのではないかと思ったからです。
国会での答弁書のような内輪だけで使う文書でしたら、堂々とルビが振られていようが構いませんが、相手に差し出す文書にルビが振ってあるはずがありません。
ちなみに、祝辞について調べてみると、次のように書かれています。
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卒入学式では祝辞を読み終えたら、祝辞をつつみ、演台の右側に置いてくるのがマナーとされています。
祝辞に限らず、答辞・送辞・校長先生の式辞などの用紙も、全部檀上に置いくることになっています。
置いてきた式辞用紙は学校で保管されます
学校では過去の祝辞や送辞など、すべて保管しています。
http://brgttsuku.com/sotugyousiki-syukuzi-yousi-oitekuru/ より
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安倍首相がルビの振られていない原稿を、間違えないで読めるのだろうか、という不安は、やはり的中しました。
天皇皇后両陛下に向けての言葉の中で、明らかに「天皇皇后両陛下がお健やかであらせられますことを願っていません」と読んでいます。本当に、失礼極まりないことです。
「願って」まで読んだ後に、一旦、途切れて、少し前に戻ったところから、「あらせますことを願っていません」と読み直していることから、「願って已(やみ)ません」の「已みません」が読めなかったと推測できるのです。
それにしても、読めないなら読めないなりに、前後の文脈から、臨機応変に対応できそうですが、意味が通じなくても押し切ってしまうあたりは、文章の内容を考えずに、声だけ発しているということなのでしょう。
いつも原稿の棒読みで、まったく説得力がなく、感情が伝わってこないのは、やはりこの辺に問題があるように思います。
元号が「令和」になり、新しい時代に期待を寄せている人もいらっしゃるかと思いますが、「云々(でんでん)」「背後(せいご)」流に読めば、「(うま)(しか)」な首相が今後も政権を続ける限り、何一つ変わらいどころか、経済、外交、医療、福祉、国民生活・・・・ほとんどすべてが先細って行くことが予想されます。


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