サンプロ出演の田中真紀子氏 司法の本質をズバリ!
そのときの捜査や刑事裁判の様子から、真紀子氏は、司法に対して不信感をもっていらっしゃるようで、日本の司法の本質を鋭く突いた発言をされていました。
国家賠償訴訟の経験から、私が日頃から司法に対し抱いていた不信感や疑問を、ほぼ完璧に近い形で代弁してくださったとも言え、真紀子氏が私と同じような考えをお持ちだったことに、本当に驚かされました。
私の国家賠償訴訟の一審では、行政が二転三転する嘘の主張を繰り返し、捏造した証拠を提出しているにもかかわらず、客観的な証拠を検証することなく、行政側の信用できない証言を証拠として採用し、私の請求を退けたました。
また、二審では、私の主張の中から行政関与の部分を完全に削除し、主張の趣旨をねじ曲げたものを判決理由として控訴を棄却しました。
さらに、最高裁は、そのデタラメな判決理由を訂正することなく、わずか1ヵ月ほどで上告不受理として、二審判決を確定させました。
ですから、結論が先行しての判決理由であったことは明らかです。
さらに、そのデタラメの判決を作成、確定させた裁判官らを刑事告訴したところ、立件はしたものの不起訴処分とした検察、それらの情報を提供しても、報道しないマスコミ。
なにか、この国は、歪んだ国家権力によって支配されているような気がしてなりません。
番組での真紀子氏の発言は、このような経緯を辿った私の国家賠償訴訟にも通じるところがたくさんありましたので、ご紹介します。
田中角栄氏の刑事裁判について、真紀子氏は、
「日本の司法は三審制度であるが、当時の一審の裁判長が判決をしないうちに、最高裁長官が、 『この裁判は最高裁までいくまでにも、ずっと有罪である可能性がある。』ということを発言された。
あれには驚愕したし、背筋が寒くなった。日本は文化国家でもないし、どこかで操られているんだ。大きな国家権力があるんだなと。
世論を誘導し、一審の裁判長に予断と偏見を与えるがごとき発言を最高裁判所の責任者がするということに対し、たいへんな不審を越して、驚愕したし、絶望した。その頃から、あまり変わっていないんじゃないか。」
YouTube サンデープロジェクト 田中真紀子議員に聞く
まさに、これが日本の司法の現実なのです。
私の思っていたことを、真紀子氏がズバズバおっしゃってくださいましたので、 “みなさん、よく聞いてください”って私は心の中で思っておりました。
さらに、真紀子氏は、政権交代で、基本的な政策転換(対米、皇室典範、官僚問題など)で困る人たちがいて、そういう人たちが自民党派内とか、学者、元ジャーナリスト、文化人などにもたくさんいて、自分たちの何かを思って、政権交代をさせないほうがよいと思っているということもおっしゃっておられました。
このようなことは、西松建設の違法献金問題での国策捜査を確信している方々のブログでもたくさん書かれているようです。
YouTube サンデープロジェクト 田中真紀子氏に問う 小沢代表の進退
YouTube サンデープロジェクト 田中真紀子氏に問う どう見る?民主党狙い撃ち
政権交代を拒もうとしている人たち、それは、まさに歪んだ国家権力を発動させている人たちのことにちがいありません。
国家賠償訴訟に対する不信感から、その存在に、私もうすうす気がついていました。


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