最近の常識外れな出来事
ひとつ目は、風変わりな裁判です。
不正裁判の実態をお伝えしている当ブログですが、今回のケースは、事実関係もハッキリしており、単純なケースなので、裁判官も誤魔化しようがなく、真面目に取り組んで判決したと思われるにもかかわらず、その結論に疑問符が付くケースです。
次のサイトが最もわかりやすく解説しているので、そちらを掲載します。
https://matome.naver.jp/odai/2153569158726898401 より
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ハニートラップ…そんなワードがありますね。
「ハニートラップ」という言葉を耳にしたことがある人も多いだろう。
女性などが色仕掛けを施し、男性を罠にはめることを指します。
◎ そして、ある裁判の判決が注目を集めた。
▼発端は探偵業者に『別れさせ工作』を依頼。
『別れさせ工作』をめぐる注目の判決が8月29日大阪地裁で下された。
何ともくだらない話題のように映るが、社会的には「注目の裁判」だったようだ。
依頼人の男性が元恋人の女性とヨリを戻すことを目的に大阪市内の探偵業者に『別れさせ工作』を依頼。
▼約130万円で契約を交わしたが…
2016年、大阪市の探偵業者に約130万円で工作を依頼。
▼元恋人の女性は新たな交際相手と別れることになり成功。
探偵業者側の女性工作員は元恋人である女性の、新たな交際相手を待ち伏せし道を尋ねるふりをして接触。連絡先を交換し、食事をするなどした。
工作員は女性に対し、彼氏が自分とも会っていると暴露した。その後、女性は彼氏と別れたという。
▼しかし、報酬をめぐり依頼人と業者が対立。契約残金を支払って!
民法では「公の秩序又は善良の風俗(公序良俗)に反する事項を目的とする法律行為は、無効とする。」と定めています。
ここで問われているのが『別れさせ屋を利用して別れさせても良いのか?』なのです。
依頼人男性は報酬支払いを拒否。探偵業者が未払い分約70万円を求め提訴した。
▼男性側は、公序良俗に反するから支払はない。裁判の結果は…
恋人や夫婦を破局させる探偵業者の工作活動が社会道徳に反しているかどうかが争われた訴訟の控訴審判決
探偵業者に支払わなかった。その理由は、「若い男女が自然発生的に別れるのではなく、心理を誘導して破綻に追い込んでいて社会通念上行き過ぎた面があり、公序良俗に反する」というものである。
山地裁判長は、業者側の訴えを認めた今年1月の1審・大阪簡裁判決と同様、工作員の行為は交際相手との食事などにとどまっていたと認定し、契約は有効と結論付けた。
工作の方法は食事などで公序良俗に反するとまでいえないとし、支払いを命じた。
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この判決に納得する人は、どれだけいますでしょうか?
ちなみに、別れさせ工作に関しては、一般社団法人・日本調査業協会は「公序良俗に反する」として、加盟する約180の探偵業者に自主規制を求めているということです。
一緒に食事する程度だったから、問題はなかったといえるのでしょうか。
女性工作員は、業務の一環として、その気もないのに交際相手の男性の気を引き、結果として、男性からふられたことで依頼人の元恋人にも精神的ダメージを与え、これら二人を欺いたことに対し、裁判所が公序良俗に反しないとするのは、どうかと思います。
総裁選候補者の石破氏が「正直・公正」をスローガンとして掲げれば、政権与党内から批判を浴びるという異常な事態になっていますが、裏を返せば、安倍首相が「正直・公正」でないことを認識しながら、そういう人を擁護しているということであり、政権内では、まともな道徳観・倫理観が失われつつあるようですが、それが裁判にも影響したのかと、つい思いたくなってしまいます。
もう一つの常識外れのことは、総裁選で、『安倍総理の3選に向けて全力を尽くして応援する』という“誓約書”を派閥ごとに書かせているということです。
投票を強制するようなもので、民主主義も選挙の理念もわかってない連中が、いかにもやりそうなことです。
総裁選は無記名で、しかもムサシを使用しないということのようですので、安倍陣営の不安の表れでしょうね。


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