政治も不正裁判も はじめに結論ありきで後から理由づけをするので 捏造・改ざんが必要となる
裁量労働制を巡る厚生労働省によるデータ捏造問題、財務省による森友問題の土地取引文書の改ざん問題です。
日本をまともな民主国家だと思っている方は、日本の政治もここまで劣化したのかと驚きをもって受け止めているかもしれませんが、国家賠償訴訟を巡る不正を経験してきた私としましては、特段、驚くべきことではありません。
辻褄が合わなくても、結論を導き出す都合のいい事実・証拠だけを採用して結論づける手法、その証拠や事実が不足していれば証拠を捏造して補う、本来の証拠と捏造証拠を差し替える、裁判で虚偽の答弁を繰り返す・・・・。
労働基準監督官の不適切な対応に端を発した国家賠償訴訟で、被告代理人に名を連ねる厚生労働省と福島地方法務局によって行われた事実です。
しかも、一審の福島地方裁判所いわき支部(高原章裁判長 他2名)では、二転三転する虚偽の主張を繰り返し、捏造した証拠を提出した労働基準監督官 早坂邦彦の証言を証拠採用して結論づけるという、信じ難い判断をしています。被告側から新たな証拠が提出されず結論づけに困った二審仙台高等裁判所の裁判官(大橋 弘裁判長、鈴木 桂子裁判官、岡田 伸太裁判官)は、原告の主張とは異なることを控訴人(原告)の主張だとして結論づけています。
更に、証拠の捏造、不正な文書の書き換えを行った労働基準監督官や裁判官を虚偽有印国文書作成・偽証等で告訴しても、根拠もなく不起訴処分にされています。
告訴状 ~裁判官を刑事告訴し、立件されました。~
これが捏造された書証です!(捏造された証拠①)
捏造を主導したのは誰か? ~ヒントは福島地検いわき支部の豹変~
厚生労働省・法務局・検察の被疑者(≧犯罪者)たち
福島地検いわき支部による意図的な証拠隠し
これらと同様なことは、私の裁判に限らず、行政や大企業を相手方とする多くの裁判で日常的に行われています。
● 民事裁判では、証人尋問などを除いては、ほとんどが書面での応酬で済んでしまうため、公開が原則の裁判とはいっても、傍聴者には内容が知られないまま進行していくこと。● 判決書が作られる段階で、不都合な事実・証拠がそぎ落とされて判決に至るストーリーが作られるために、判決書や新聞等に掲載される判決要旨などを読んでも、実際に裁判でどんなやり取りがされ、正確な事実関係はどうであったのかということを、ほとんど知ることができない。
など理由で、民事裁判では、裁判官による不正が行われやすい環境ができ上がっていることに加え、裁判所の不正に関してはマスコミも報道しないということもあり、前述のような不正裁判の実態が一般国民に知られることはほとんどありません。
意識の高い一部の国民が、ネットで情報を得て認識している程度です。
さて、政治の問題に戻りますが、国家賠償訴訟等で被告代理人として対処するもの各省庁の官僚であるわけですから、前述のような不正は裁判に限ったことではなく、通常の政治や行政行為でも日常的に行われていると考えるのが当然です。
しかしながら、これまで特殊なケースを除いて公にならなかったのは、トップに立つ政治家が最低限の節度をわきまえていて、何か不祥事が起これば総辞職して責任を取るのが普通でしたから、詳細な事実関係まで国会で追及されることはありませんでしたし、国民に知られることもほとんどありませんでした。
ところが、安倍首相の場合は例外です。捜査機関は、絶対に自分や身内を逮捕することはないという確信をもっているのか、あるいは巷で言われているムサシの開票集計システムを悪用して、何が起ころうと再び選挙で選ばれることを確信しているのか、やりたい放題で首相の座に居座り続けています。そこで明らかになったのが、冒頭の不正です。
不正裁判も政治も、根本的な手法はまったく同じです。
はじめに結論ありきで、それに向けて理由づけを後から考えるので、データの捏造や文書の改ざんが必要となってくるのです。
民意を政治に反映することを使命としている政治家が、一部の大企業や自分のお友達を優遇するために、はじめに結論を決めてしまい、後から理由づけをする。そのためには虚偽公文書作成などの不正もいとわない。要するに、日本は民主国家でもなければ、法治国家でもないということなのです。
結論づけの手法が真逆だから 不服申し立てされるんですよ!
表面的には民主国家・法治国家を装っていますが、国のシステム全体が滅茶苦茶なのです。一旦、解体して土台から作り直さなければならない段階に来ていると思います。
手始めは、正常な検察と司法の機能を取り戻すことではないかと考えます。検察と裁判所が正常に機能するだけで、政治家や官僚の不正の大半は防げるはずです。
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生命保険を巡る問題で、国家賠償訴訟を闘った啓子さんが「国家賠償の記録」というブログをはじめました。
不正裁判の実態を記されています。
そちらも、是非、ご覧ください。
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