国家による「訴訟詐欺」が また裏づけられました
これが捏造された書証です!(捏造された証拠①)
「裁判がおかしい!」ということに気がついた私は、それ以来、裁判関連の本や情報を手当たり次第に読み漁り、調べまくりましたが、結局のところ、これといった本質的な根拠について書かれている文献・情報を見つけることはできませんでした。
それから数年後、元裁判官の瀬木比呂志氏の著書「絶望の裁判所 (講談社現代新書) 」に出会ったときは、まさに私が探し求めていたのは、このような本だと確信しました。
不正裁判の実態、まやかしの国家賠償制度など、経験から得られた事実はともかくとしても、裁判所内部のことについては推測の域を出ないところがありましたが、その推測の部分が、最高裁事務総局民事局付・最高裁調査官を歴任した裁判官によって語られたことは、私の推測の正当性が証明されたことになります。
『まやかしの国家賠償制度』を証言してくれた救世主 瀬木比呂志氏の「絶望の裁判所」
「絶望の裁判所」 あれもこれも 私のケースとまったく同じ!!
「絶望の裁判所」が、裁判所の不正裁判の実態を証言しているとすれば、裁判所の不正に加え、検察の不正、それと政治と司法の癒着について克明に記されているのが、元参議院議員の平野貞夫氏の著書「田中角栄を葬ったのは誰だ」です。
それでも あなたは裁判所を利用しますか?
これら2つの本については、比較的最近、出版された本ですが、実はかなり以前にも不正裁判の実態を、歯に衣着せぬ表現で書き表していた本がありました。
弁護士の山口宏氏と多くの著書がある副島孝彦氏の共著である「裁判のカラクリ」という本です。
Amazonの「あなたにおすすめの商品」に表示されて、レビューも面白そうだったので読んでみました。
2000年に出版された本で、残念なことに現在は中古本しか流通していないようです。例示している事件はちょっと古く、「○○でフィーバーしていた」とか、今はほとんど死語になってしまったような言い回しが使われていたりで、多少時間的なずれを感じる部分はありますが、なんいっても前近代的な司法システムを理解する上では、まったく問題がありません。
前述の2冊が、堅苦しく真面目な文章で書かれている一方、こちらは砕けた表現で、ただ読むだけでも実に面白いです。それでいて、司法の本質的な問題点を適確に指摘しており、さらに、刑事・民事にかかわらず、実際に起こった多岐にわたる事件を例に挙げて解説しているので、やはり、そうだったかと納得させられることしきりです。
その一節を紹介します。

「裁判所は弱者救済の最後の拠り所」のウソ
高校の倫理社会や大学の法学部の教科書には、裁判は人類天賦の権利を実現してくれるすばらしい仕組みだと記述されている。不正な事態を正し、正当な権利を実現してくれる公平無私の機構という幻想がふりまかれている。
教科書の書き手は、裁判の現実をどこまで念頭に置いているのだろうか。高邁な言説は、制度が現実に機能していないことを隠蔽している。
(中略)
現実の裁判は機能していないことが多い。世間に洟もひっかけない連中や、カネを持っている者の前では法律は無力である。裁判所を弱者救済の最後の拠り所などと考えるのは、根本的に間違っている。
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以前の記事の「それでも あなたは裁判所を利用しますか?」でお伝えしているとおり、裁判所を利用することは実に馬鹿らしいことで、時間と労力とおカネの無駄であるということを、この本は裏づける内容になっています。
まさに、国家による「訴訟詐欺」が横行している現実が、弁護士によって裏づけられたことになります。
当ブログには、不正裁判の被害にあった方や、明らかに事件性があるにもかかわらず不起訴処分にされた方など、司法や捜査機関に不満や疑問をもつ多くの方からメールやコメントをいただいています。
○○さんから伺ったあの事件は、根底にこんな問題があったのかと、「裁判のカラクリ」から納得させられます。
別の機会に、紹介したいと思います。
追伸
瀬木比呂志氏が、待望の第三弾 「黒い巨塔 最高裁判所」を10月下旬、上梓されます。
最高裁判所という「黒い巨塔」〜元エリート裁判官が明かす闇の実態 これは日本の縮図だ



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