「津久井やまゆり園」事件と安倍政治の見過ごせない関係
なぜ、何の罪もない重度の障がい者が被害にあわなければならなかったのか。なぜ、犯人1人で、しかも刃物やハンマーなどの凶器だけで、これだけ多くの人々を死傷することができたのか。
謎が多い事件です。
植松聖容疑者は、「ヒトラーの思想が2週間前に降りてきた」と言っているそうですが、日本で、今、もっともヒトラーになぞらえて語られる人物といえば、言わずと知れた安倍首相です。
さらに、植松聖容疑者がツイッターでフォローしていたのが、安倍首相をはじめとする右翼系の人たちということですから、政府の政策が、事件発生に何らかの影響を与えたのではないしょうか。
「相模原19人殺し」は安倍晋三一味が原因だった!?
この事件では、警察の捜査ミスも指摘されています。
これまでは、たいして具体性がない事件でも、威力業務妨害や偽計業務妨害、脅迫で逮捕されたケースがたくさんあるというのに、植松容疑者については、警視庁がまったく捜査に動いていなかったということです。
次のサイトで詳しく述べられています。
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「相模原事件は措置入院解除のせいじゃない、警察の捜査ミスだ! いたずら殺害予告は逮捕しても植松容疑者は放置」より
周知のように、植松容疑者は衆院議長宛てで、差出人として自身の名前と住所、勤務先を明記した上、詳細な障がい者施設殺戮予告の手紙を渡していた。そこには、実際の犯行とまったく同じ手口の障害者大量殺戮の詳細な計画の予告が書かれ、「津久井やまゆり園」ともうひとつの施設を、具体的なターゲットとしてあげてもいた。
普通なら、これは「威力業務妨害」や「脅迫」で即、逮捕される案件であり、植松容疑者はこの段階で逮捕されているべきなのだ。
実際、これまでもSNSや脅迫状などで有名人や公共施設での殺人、爆破予告などをして、威力業務妨害や偽計業務妨害、脅迫で逮捕されたケースは山ほどある。
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警察が、障がい者の安全を重視しておらず、事件が起こってもかまわないと考えていたとしたら、とんでもないことです。
障がい者の殺害は、弱者切り捨ての安倍政権の政策とも重なります。
植松聖容疑者は「障害者なんていなくなればいい」「障害者には税金がかかる」などと、障がい者を排除すべきという主張を繰り返していたということですが、このような発言は、政治家にも、しばしばみられます。
障がい者抹殺思想は相模原事件の容疑者だけじゃない! 石原慎太郎も「安楽死」発言、ネットでは「障がい者不要論」が跋扈
このような障がい者排除の考えは、ナチスドイツの政策のベースになった「劣等的な資質の持ち主とされた人々を安楽死させる」という優生学的思想と同じものです。
安楽死計画は1939年10月から実行に移され、30万人以上の知的障害者や精神障害者がガス室で殺害されました。1941年8月に中止されましたが、安楽死政策自体は継続され、600万人のユダヤ人などが殺害された、所謂、ホロコーストに行き着きます。
「フリーメイソンの深部 ~植松聖の錯誤~」より
ネットでは、容疑者が何者かによって洗脳されたテロではないかという情報もありますが、実際のところはどうなのでしょうか。
弱者切り捨ての政策に影響を受けたヘイトクライムなのか、それとも大企業優遇の安倍政権が便乗したショックドクトリンなのか、安倍政権の政策と、この事件のただならぬ関係を感じます。



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