国民はもっと政治に関心をもち賢くならなければ・・・・
とにかく、自民党は汚いやり方で勝利したというしかありません。
前回の記事でもお伝えしましたが、選挙期間中、憲法改正にはほとんど触れずに、争点化しないことで、国民の関心を憲法改正から背けたさせた上での投票となりました。
偏向NHKの世論調査でさえ、憲法9条の改悪を望んでいる人は、改悪を望まない人の半分程度です。
http://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/pdf/20160506_1.pdf
選挙の際に、自民党がこの点を明確に打ち出して闘ったなら、また別の結果が得られたはずです。
もちろん、ネットから情報を得ている方は、安倍政権の本質的な狙いは何なのか、しっかり理解されています。
高齢者人口の割合が高いのに加え、高齢者ほど投票率が高いようで、「シルバーデモクラシー」などと言われているそうですが、新聞やテレビを主な情報源としている高齢者が、今回も既存のメディアの戦略の餌食になったと考えられます。
http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/sonota/nendaibetu/
それでも、悲観することばかりではありません。
福島選挙区の岩城光英法相と沖縄選挙区の島尻安伊子沖縄・北方担当相の2人の現職閣僚が落選したことは、県民の政治に対する強い思いが反映された結果だと考えられます。
原発事故処理が遅々として進まず理不尽な生活を強いられている福島と、基地問題で長年苦しめられている沖縄は、国の政策に対する不満が強いといえます。
逆にいえば、平和ボケしている国民ほど政治に無関心で、目の前に迫っている危機を予測できていないということになります。
国会で憲法改正の発議が行われ、国民投票が行われるとしても、それはもう少し先のことです。
それまでに、国民に対する啓発活動を広げ、政権の代弁者のような既存メディアに騙されないような正しい知識と考えを国民一人一人が身につけなければなりません。
こちらの動画を、是非、ご覧ください。
憲法改悪が行われたら、とんでもないことになります。
「国民主権、基本的人権、平和主義を削除しよう!」
「尖閣諸島軍事利用しよう!」
ですって

時代錯誤のおバカな面々と、ビックリ仰天の発言、これが安倍自民党の目指す憲法改正の正体でしょう。
安倍首相は、すでに失敗しているアベノミクスについて「アベノミクスは『道なかば』」ということを盛んに言っていますが、「道なかば」を反対にすると「ばかな道」だそうです。
「ばかな道」を選択しないよう、国民はもっと政治に関心をもって賢くならなければなりません。



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