甘利氏の口利き事件を 政府からの口利きで潰す法務官僚
政府が思い描く政策を進めるために、その妨げとなる特定の政治家を些細な事件で狙って失脚を企てたり、違法性がないのに事件をでっち上げて逮捕したりする一方で、国家権力がかかわる犯罪や政権中枢に近い人物の犯罪については、不起訴処分にして事件を握りつぶすというのが、この国の捜査機関(検察)の特徴です。
刑事事件がその時々の政府によって恣意的に利用されてきたことは明らかで、法の下の平等を謳っている憲法にも違反しています。
田中角栄氏の「暗黒裁判」
小沢氏の秘書逮捕 国策捜査の可能性十分にあります。
原発事故 前福島県知事の逮捕さえなければ・・・・
今回また、悪質な事件が東京地検特捜部によって握りつぶされました。
5月31日、あっせん利得処罰法違反罪で告発されていた甘利氏と元秘書2人を不起訴処分(嫌疑不十分)にしたというニュースが、比較的ひかえめに駆け巡りました。
事件を握りつぶしたのは、正確にいうと、東京地検特捜部というよりは、官邸と癒着した法務省幹部らしいことが下記のサイトからわかります。
抜粋してお伝えします。
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“真っ黒”な甘利明を検察はなぜ「不起訴」にしたのか? 官邸と癒着した法務省幹部の“捜査潰し”全内幕
捜査潰しの詳細に踏みこむ前に、まず、事件のおさらいをしよう。甘利の容疑は、2013年5月に千葉県の建設会社・薩摩興業の依頼で、都市再生機構(UR)へ移転補償金の値上げを「口利き」した見返りに、賄賂を受け取っていたというものだ。
周知のように、薩摩の元総務担当者、一色武氏が「週刊文春」に公設秘書ら2人に現金500万円、さらに甘利本人に100万円を手渡していたことを告発した。実際、甘利事務所が現金を受け取ったことを証明する領収証や、甘利の公設秘書らがUR側に補償金アップの働きかけをして交渉を録音したテープなどの物証もあった。
しかも、URは甘利事務所からのアプローチ後、薩摩側への補償金額を約1億8千万円から2億円に、さらに2億2千万円にと、2回にわたって増額しているのだ。公共事業の補償額が途中で2回も増額されるなんてことは、通常、ありえない。
そういう意味では、甘利の口利き、賄賂疑惑はあっせん利得処罰法違反どころか刑法のあっせん収賄罪も成立する可能性のある真っ黒な案件だったのだ。
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不起訴の方針が決まった後、現場の検事の間では、「黒川にやられた」というセリフが飛び交ったそうです。黒川というのは、法務省のナンバー2官僚である黒川弘務官房長のことで、法務省内でも「自民党の代理人」といわれているほど、政界とべったりの法務官僚だそうです。
東京地検特捜部が政界捜査に着手するときは『三長官報告』というのをやらなければならず、これは、法務大臣、検事総長、東京高検検事長の3人の最高幹部に捜査の方針を報告するのですが、その前に必ず、本省(法務省)の官房長、つまり黒川官房長に捜査の詳細をあげて根回しをするそうです。今回は、それ(地検の立件)を黒川官房長がすべて拒否してしまったようです。
地検幹部は捜査現場に対して「参院選に影響が出ないように、投票日の1カ月前までには白黒をつけろ」と、当初の計画を変更してプレッシャーをかけてきたということですが、この地検幹部の豹変も、黒川官房長が命じた結果だといわれています。
安倍政権以降、黒川官房長は政界捜査に対して、ことごとく妨害するようになったといわれています。
さらに、甘利元大臣の事件潰しには、もうひとつの裏事情があったようです。
上記の記事からの抜粋です。
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さらに、黒川官房長が今回、甘利捜査を潰した背景としてささやかれていることがもうひとつある。それは、先の国会で成立した刑事訴訟法の改正とのからみだ。
この刑事訴訟法改正は、民主党政権下で進んでいた検察改革や取り調べ可視化などを骨抜きにする一方、司法取引を導入し、盗聴の範囲を拡大する、むしろ冤罪の可能性を高めるもの。明らかに検察・警察を一方的に利する改革なのだが、これを官邸と自民党に熱心に働きかけていたのが、黒川官房長だった。今度は、全国紙政治部記者が語る。
「この改正には批判が強く、昨年の国会では継続審議になっていた。それが、先の国会で一気に進み、成立したわけです。甘利の捜査潰しはこの刑事訴訟法改革の進展とシンクロしている。ようするに、黒川官房長は、刑事訴訟法改革をやってくれた官邸、自民党へのお礼に、甘利捜査を潰したのではないかといわれているんです」
実際、甘利捜査の捜査潰しの経緯を見ると、裏があるとしか思えない。検察内部では、今、「黒川官房長がいるかぎり、政界捜査はできない」という声が広がっているという。
自民党の政治家はどんな悪質な事件を起こしても摘発されない。そして安倍政権の政敵は些細な事件でバッシングを浴び、摘発される。そんな独裁国家まがいの体制がすでにできあがっているということらしい。
(田部祥太)
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法務官僚が安倍政権の口利きをして、政治家の口利き事件を潰しているわけですから、三権分立など機能しているわけがありません。
まさか、法務官僚が内閣機密費から口利き料を受け取ったりしていないでしょうね



刑事事件がその時々の政府によって恣意的に利用されてきたことは明らかで、法の下の平等を謳っている憲法にも違反しています。
田中角栄氏の「暗黒裁判」
小沢氏の秘書逮捕 国策捜査の可能性十分にあります。
原発事故 前福島県知事の逮捕さえなければ・・・・
今回また、悪質な事件が東京地検特捜部によって握りつぶされました。
5月31日、あっせん利得処罰法違反罪で告発されていた甘利氏と元秘書2人を不起訴処分(嫌疑不十分)にしたというニュースが、比較的ひかえめに駆け巡りました。
事件を握りつぶしたのは、正確にいうと、東京地検特捜部というよりは、官邸と癒着した法務省幹部らしいことが下記のサイトからわかります。
抜粋してお伝えします。
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“真っ黒”な甘利明を検察はなぜ「不起訴」にしたのか? 官邸と癒着した法務省幹部の“捜査潰し”全内幕
捜査潰しの詳細に踏みこむ前に、まず、事件のおさらいをしよう。甘利の容疑は、2013年5月に千葉県の建設会社・薩摩興業の依頼で、都市再生機構(UR)へ移転補償金の値上げを「口利き」した見返りに、賄賂を受け取っていたというものだ。
周知のように、薩摩の元総務担当者、一色武氏が「週刊文春」に公設秘書ら2人に現金500万円、さらに甘利本人に100万円を手渡していたことを告発した。実際、甘利事務所が現金を受け取ったことを証明する領収証や、甘利の公設秘書らがUR側に補償金アップの働きかけをして交渉を録音したテープなどの物証もあった。
しかも、URは甘利事務所からのアプローチ後、薩摩側への補償金額を約1億8千万円から2億円に、さらに2億2千万円にと、2回にわたって増額しているのだ。公共事業の補償額が途中で2回も増額されるなんてことは、通常、ありえない。
そういう意味では、甘利の口利き、賄賂疑惑はあっせん利得処罰法違反どころか刑法のあっせん収賄罪も成立する可能性のある真っ黒な案件だったのだ。
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不起訴の方針が決まった後、現場の検事の間では、「黒川にやられた」というセリフが飛び交ったそうです。黒川というのは、法務省のナンバー2官僚である黒川弘務官房長のことで、法務省内でも「自民党の代理人」といわれているほど、政界とべったりの法務官僚だそうです。
東京地検特捜部が政界捜査に着手するときは『三長官報告』というのをやらなければならず、これは、法務大臣、検事総長、東京高検検事長の3人の最高幹部に捜査の方針を報告するのですが、その前に必ず、本省(法務省)の官房長、つまり黒川官房長に捜査の詳細をあげて根回しをするそうです。今回は、それ(地検の立件)を黒川官房長がすべて拒否してしまったようです。
地検幹部は捜査現場に対して「参院選に影響が出ないように、投票日の1カ月前までには白黒をつけろ」と、当初の計画を変更してプレッシャーをかけてきたということですが、この地検幹部の豹変も、黒川官房長が命じた結果だといわれています。
安倍政権以降、黒川官房長は政界捜査に対して、ことごとく妨害するようになったといわれています。
さらに、甘利元大臣の事件潰しには、もうひとつの裏事情があったようです。
上記の記事からの抜粋です。
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さらに、黒川官房長が今回、甘利捜査を潰した背景としてささやかれていることがもうひとつある。それは、先の国会で成立した刑事訴訟法の改正とのからみだ。
この刑事訴訟法改正は、民主党政権下で進んでいた検察改革や取り調べ可視化などを骨抜きにする一方、司法取引を導入し、盗聴の範囲を拡大する、むしろ冤罪の可能性を高めるもの。明らかに検察・警察を一方的に利する改革なのだが、これを官邸と自民党に熱心に働きかけていたのが、黒川官房長だった。今度は、全国紙政治部記者が語る。
「この改正には批判が強く、昨年の国会では継続審議になっていた。それが、先の国会で一気に進み、成立したわけです。甘利の捜査潰しはこの刑事訴訟法改革の進展とシンクロしている。ようするに、黒川官房長は、刑事訴訟法改革をやってくれた官邸、自民党へのお礼に、甘利捜査を潰したのではないかといわれているんです」
実際、甘利捜査の捜査潰しの経緯を見ると、裏があるとしか思えない。検察内部では、今、「黒川官房長がいるかぎり、政界捜査はできない」という声が広がっているという。
自民党の政治家はどんな悪質な事件を起こしても摘発されない。そして安倍政権の政敵は些細な事件でバッシングを浴び、摘発される。そんな独裁国家まがいの体制がすでにできあがっているということらしい。
(田部祥太)
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法務官僚が安倍政権の口利きをして、政治家の口利き事件を潰しているわけですから、三権分立など機能しているわけがありません。
まさか、法務官僚が内閣機密費から口利き料を受け取ったりしていないでしょうね




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