清原の逮捕 政府に利用されたのでは?!
清原さんが覚せい剤を使用しているかもしれないということは、かなり前から週刊誌等で騒がれていたことなので、特段、驚くことはないのですが、なぜ、このタイミングにという点で意外性を感じました。
おそらく、甘利元大臣の件など、政権にとって不都合な問題が次々と取りざたされるなか、国民の目をそらすために、このタイミングを狙ったのではないでしょうか。政権が何か不都合な事態に陥るたびに、スポーツ界のスキャンダルが突如として浮上して来るというのが定説です。
早くに事実関係をつかんでおきながら、このようなときのために、清原さんの逮捕を控えていたのではないでしょうか。
不都合な問題から国民の目をそらす以外に、政府の思い描く政策を実現させるためにも、刑事事件は、過去においても都合よく利用されてきました。それが犯罪としての明らかな事実関係が存在しているのなら致し方ないところもありますが、些細な事件で特定の政治家だけを狙って失脚を企てたり、違法性がないにもかかわらず、事件をでっち上げて逮捕したりするのが、この国の捜査機関の特徴です。
これらに該当するのが、当ブログでも、以前、取り上げた田中角栄氏の逮捕です。全日空のトライスター機種決定という五億円収賄容疑に発展して裁判となるのですが、初めの容疑はこれではなく、外為法違反という形式犯での人権蹂躙の別件逮捕でした
そのほかにも、国策捜査の疑いが濃厚な小沢一郎氏の秘書逮捕などが挙げられます。
田中角栄氏の「暗黒裁判」
小沢氏の秘書逮捕 国策捜査の可能性十分にあります。
ついでに田中角栄氏の事件に関連してですが、この事件の発端となったのが、1974年(昭和49年)立花隆氏が 『文藝春秋』に発表した「田中角栄研究~その金脈と人脈」と題する記事です。そして、現在、最も注目されている甘利明元経済再生担当大臣のあっせん利得収賄疑惑の発端となった記事が、奇しくも文藝春秋社の発行する週刊誌『週刊文春』です。ということは、甘利事件にも、何か裏があるのでしょうか。
それはともかくとして、週刊文春の記事で驚くのは、甘利氏の秘書らのヤクザさながらの悪質さです。その監督責任者である大臣が交渉を行ったTPPは、白紙撤回されなければなりません。
話がそれてしまいましたが、「事件でっち上げ」のケースに該当するのが、佐藤栄佐久元福島県知事の逮捕です。
この事件は、土地取引の際の時価との差額を賄賂だとして東京地検特捜部によって起訴されましたが、裁判が進む度に賄賂性がまったくないことが証明されています。それにもかかわらず、執行猶予つきの有罪とされています。
原発事故の責任 検察や裁判所にも・・・
なぜ、佐藤栄佐久元知事を逮捕する必要があったのかといえば、危険性を伴うプルサーマル発電に反対していたからではないかということが、元知事の著書『知事抹殺』から読み取れます。
原発事故 前福島県知事の逮捕さえなければ・・・・
佐藤栄佐久元知事の逮捕後、知事となったのが、佐藤雄平前知事です。佐藤雄平前知事は、2010年8月、東京電力福島第一原発3号機でのプルサーマル計画を正式に受け入れることを表明し、同9月23日、福島第一原発3号機で、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使ったプルサーマル発電を開始しました。
そして、その半年後の2011年3月11日、東日本大震災によって福島第一原発が爆発し、この3号機だけは他と違って即発臨界であったことが指摘されています。これにより、より重大で深刻な影響を周辺環境に及ぼしたことは確かです。
プルサーマル3号機の爆発は 即発臨界だった!!?
先月29日、再稼働させた高浜原発3号機は、福島第一原発3号機と同じようにMOX燃料を使うプルサーマル発電です。
福島第1原発事故の原因や被害の程度が十分検証されないまま、より危険性をともなうプルサーマル発電が開始されたことは、まったく信じ難いことです。
以上からお分りいただける通り、刑事事件がその時々の政府によって恣意的に利用されてきたことは確かで、捜査機関や裁判所は、国民の民意によって選ばれた政治家を抹殺し、政府(宗主国アメリカ)が思い描く政策を進めるためにの実動部隊として悪事に加担してきたことは明らかです。

※ 安倍内閣の支持率、なんかおかしいと思っていたら、こんな情報があります。
http://www.k2o.co.jp/blog4/2016/02/tvby.php



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