二枚舌政権!! ~新しいヨウ素剤が配布されました~
先週5日だったと思いますが、外も暗くなった夕方5時過ぎ、「ピン、ポーン」と。インターホーン越しに「はい。」と出ると、「郵便局です。」。
また、検察から、しょうもない文書でも届いたのかと出て行くと、緑色の派手な封筒で差出人は「いわき市保健所」です。
なんだろうと開けてみると、ヨウ素剤が入っていました。
昨年4月に避難先から戻ると、地域の自治体を通してヨウ素剤が配られたのですが、それが12月で有効期限が切れたので、新しいヨウ素剤を配り、古いものを回収するということです。
ヨウ素材のほか、その通知書と受領書、返信用封筒、服用方法などの説明書が同封されていました。
昨年12月16日に、野田首相は原発の収束宣言をしており、あれが全くのデタラメであることは十分承知していましたが、この段階で、実際に新しいヨウ素剤が届いてみると、“一体全体、この国はどうなっているんだ!!”と思わずにはいられません。
同封の用紙には、次のように書かれてあります。
一部抜粋します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
安定ヨウ素剤の事前配布(更新・回収)の実施について
いわき市長 渡辺敬夫
本市は、福島第一原子力発電所の事故に伴い、万が一、高い濃度の放射性物質にさらされた場合、甲状腺への影響をやわらげることができるとされている安定ヨウ素剤を市独自の判断で、3月18日から、妊婦及び40歳未満の方を対象として、配布しているところです。
現時点においては、未だ原発事故が収束していない状況にあり、また、配布したヨウ素剤が本年12月に有効期限を迎え、対象となる全ての方に配布する必要があることから、郵送(簡易書留)により事前配布(更新・回収)を行うこととしました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここで注目すべきことは、「現時点においては、未だ原発事故が収束していない状況にあり」と明言していることです。
原発が「収束した」とする政府、「未だ収束していない」とするいわき市、どちらが正しいのか、賢明なみなさんなら、お分かりのはずです。
収束宣言のときに、その根拠として「冷温停止状態にある」ということを盛んに言っていましたが、これは詭弁に過ぎません。冷温停止というのは、核燃料が圧力容器内にあり、その水温が100℃未満の状態をいうのであって、核燃料が圧力容器から格納容器内に溶け落ち、どこにあるかわからない状態で、しかも、放射性物質を今も放出し続けている状態では、この定義が当てはまりません。
「冷温停止“状態”」と、“状態”という言葉を付け加えることによって、政府や東京電力が曖昧で勝手な定義を作り出しているだけなのです。
そういえば、TPPに関する日米首脳会談のときも、野田首相が、「全ての物品およびサービスを貿易自由化交渉のテーブルに乗せる」と言ったとか、言わないとか??
日本国内向けには、「言っていない」と言い、米国向けには「言った」のでしょうかね??
まさに、「二枚舌政権」と言わざるを得ない状況にあります。
原発が、今現在、どういう状態にあるのかということについては、週刊朝日 談[DAN]に、「福島原発事故『収束宣言』大嘘の皮を剥ぐ」というタイトルで広瀬隆氏の動画がありますので、是非、ご覧ください。
http://www.wa-dan.com/hirose/
また、リンクを貼らせていただいています「出身地が有名になった人のブログ」でも、原発事故のことを中心に、たいへん重要な情報や話題を取り上げていらっしゃいますので、是非、そちらもご覧ください。



また、検察から、しょうもない文書でも届いたのかと出て行くと、緑色の派手な封筒で差出人は「いわき市保健所」です。
なんだろうと開けてみると、ヨウ素剤が入っていました。
昨年4月に避難先から戻ると、地域の自治体を通してヨウ素剤が配られたのですが、それが12月で有効期限が切れたので、新しいヨウ素剤を配り、古いものを回収するということです。
ヨウ素材のほか、その通知書と受領書、返信用封筒、服用方法などの説明書が同封されていました。
昨年12月16日に、野田首相は原発の収束宣言をしており、あれが全くのデタラメであることは十分承知していましたが、この段階で、実際に新しいヨウ素剤が届いてみると、“一体全体、この国はどうなっているんだ!!”と思わずにはいられません。
同封の用紙には、次のように書かれてあります。
一部抜粋します。
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安定ヨウ素剤の事前配布(更新・回収)の実施について
いわき市長 渡辺敬夫
本市は、福島第一原子力発電所の事故に伴い、万が一、高い濃度の放射性物質にさらされた場合、甲状腺への影響をやわらげることができるとされている安定ヨウ素剤を市独自の判断で、3月18日から、妊婦及び40歳未満の方を対象として、配布しているところです。
現時点においては、未だ原発事故が収束していない状況にあり、また、配布したヨウ素剤が本年12月に有効期限を迎え、対象となる全ての方に配布する必要があることから、郵送(簡易書留)により事前配布(更新・回収)を行うこととしました。

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ここで注目すべきことは、「現時点においては、未だ原発事故が収束していない状況にあり」と明言していることです。
原発が「収束した」とする政府、「未だ収束していない」とするいわき市、どちらが正しいのか、賢明なみなさんなら、お分かりのはずです。
収束宣言のときに、その根拠として「冷温停止状態にある」ということを盛んに言っていましたが、これは詭弁に過ぎません。冷温停止というのは、核燃料が圧力容器内にあり、その水温が100℃未満の状態をいうのであって、核燃料が圧力容器から格納容器内に溶け落ち、どこにあるかわからない状態で、しかも、放射性物質を今も放出し続けている状態では、この定義が当てはまりません。
「冷温停止“状態”」と、“状態”という言葉を付け加えることによって、政府や東京電力が曖昧で勝手な定義を作り出しているだけなのです。
そういえば、TPPに関する日米首脳会談のときも、野田首相が、「全ての物品およびサービスを貿易自由化交渉のテーブルに乗せる」と言ったとか、言わないとか??
日本国内向けには、「言っていない」と言い、米国向けには「言った」のでしょうかね??


http://www.wa-dan.com/hirose/




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