検察“間” 格差
3月の大震災の後、しばらく西日本に避難していたのですが、そこの地方新聞で、まさか福島地検いわき支部の記事を目にすることになるとは思ってもみませんでした。
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強制わいせつ容疑 地検釈放に「疑問」
江田五月法相は8日の閣議後記者会見で、福島地検が東日本大震災の直後、処分保留で釈放した中に強制わいせつ事件の容疑者が含まれていたとして「報告を聞くと軽微とは言い難いことが明らかになり、大いに疑問で、適切さを欠いていたのではないかと思う。たいへん残念だ」と述べた。仙台、福島両地検は3月11~16日、拘留中の容疑者の60人を釈放。捜査関係者によると、このうち福島地検いわき支部が釈放した強制わいせつ事件の容疑者は女子大生のアパートに侵入して手錠をかけ、身体を触っていたという。
福島地検は釈放後、いずれの事件も「軽微」と説明していた。
(4月9日付 中国新聞より)
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さらに、これと前後して、関連記事がネットニュースにアップされていると、知り合いから連絡をいただきました。
「容疑者釈放の地検いわき支部、庁舎を9日間閉鎖」というタイトルで、詳しくは下記のサイトをご覧ください。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110401-OYT1T00942.htm
これらを見た私は、あの地検、あの支部なら十分あり得ると、素直に納得してしまいました。
それもそのはず、私が福島地検いわき支部に告訴していた、裁判の際の証拠捏造事件での対応がかなりデタラメであったからです。
単に批判するだけでしたら、主観や偏見に基づくものではないのかと思われるかもしれませんが、同時期、仙台地検に告訴していたブログコピペ事件と比較すると、その差が歴然です。
確かに、ブログコピペ事件も、大元に警察関係者が関与していると思われることから、告訴状受理まで半年を要したり、不起訴の根拠があいまいなど、不適切な対応であったことは否定できませんが、それでも、事実を正確に把握しようという姿勢が感じられました。
特に、郵政のパソコンから犯行が行われたということを特定するに至った経緯については、2時間半近くにわたって詳しく聞かれ、調書も作成されました。
ところが、福島地検いわき支部の場合は、その辺のプロセスがまったくないのです。
双方を時系列に並べ比較してみます。
ブログコピペ事件(仙台地検)
6月16日 告訴状再提出(タライ回しの挙句、再度提出したため)

8月10日 犯人特定の経緯について2時間半近くにわたり事情聴取される。
調書を作成された。

9月3日 正式に受理すると連絡あり。

10月28日 10月25日付の不起訴処分の通知が届く。
証拠捏造事件(福島地検いわき支部)
6月2日 告訴状を提出
受理までの間、細かいところを何度も訂正させらされた。

7月7日 本庁にお伺いを立てた上で、告訴状を正式に受理される。

10月18日 下記の通知(呼出状)が届く。
10月26日 検察で、事実関係についてほとんど聞かれることなく、不起訴処分
とすることを告げられる。

10月27日 前日の検事の説明に不審な点があったので、いわき支部に
問い合わせると、前日の検事の説明は嘘であることが判明した。
「福島地検いわき支部による意図的な証拠隠し」
「権力の走狗としての使命 起訴か犯人隠避か?」

10月30日 いわき支部から処分通知と思われる書留が届いたが、受け取り拒否で
突き返した。
上記の二つの事件の流れを比較すると明らかなように、福島地検いわき支部に告訴していた証拠捏造事件については、不起訴処分の決定が出されるまでの間に、事件のことについて事情を聞かれるようなことは、まったくありませんでした。
繰り返しになりますが、私の電話の内容が、裁判の際に労働基準監督所の職員 早坂邦彦によって捏造されて提出されたというのに、福島地検いわき支部は、その当事者である私から事実関係を一度も聞くことなく不起訴処分にしたのです。
10月18日付の下記の呼び出し状を見ていただければわかりますが、一応、「お尋ねしたいことがある」ということで呼び出されているのです。
ところが、その時刻が「午前11時00分」です。たいてい何処の職場も正午に昼食をとることを考えると、11時に呼び出して、ろくな話を聞けるはずがありません。
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11時の呼び出しに、事情聴取にしてはおかしいと思いながら出掛けたのですが、案の状、そうでした。
真実はどうであれ、当初から「不起訴処分」にするつもりであったことは確かです。
告訴人本人から、まったく事情聴取することなく、いきなり不起訴処分にするやり方には、私もかなり憤りを感じたので、26日の呼び出しの最後に、「(いいかげんな捜査のもとに、意図的にデタラメな判断をしたことに対して)この検察の犯罪が近い将来、暴かれますことを願っています。」と芦沢検事にきつく申し上げました。
“これは、まずいことになった”という表情が、芦沢検事の顔からハッキリと読み取れました。
後でわかったことですが、検事になって2~3年の新米検事のようです。
誰の指示で、このようないい加減な捜査・判断をしたのかはわかりませんが、新米であるからこそ、プロセスに忠実であるべきだと思うのですが、それが守られなかったということは、検察の組織としても、検事個人としても将来が危惧されます。
さらに、被疑者が労働基準監督署の職員のほかに、国家賠償訴訟の被告ということで、その代理人である法務局の訟務官も被疑者に含まれる重大な事件であるににもかかわらず、新米検事に押し付ける福島地検いわき支部の無責任さにも、あきれかえってしまいます。
とにかく、今後、告訴を検討している方は、福島地検、特にいわき支部はやめたほうがよいです。
私も、新たな証拠・新たな被疑者と共に、別な検察庁に告訴しなおそうかと考えています。



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強制わいせつ容疑 地検釈放に「疑問」
江田五月法相は8日の閣議後記者会見で、福島地検が東日本大震災の直後、処分保留で釈放した中に強制わいせつ事件の容疑者が含まれていたとして「報告を聞くと軽微とは言い難いことが明らかになり、大いに疑問で、適切さを欠いていたのではないかと思う。たいへん残念だ」と述べた。仙台、福島両地検は3月11~16日、拘留中の容疑者の60人を釈放。捜査関係者によると、このうち福島地検いわき支部が釈放した強制わいせつ事件の容疑者は女子大生のアパートに侵入して手錠をかけ、身体を触っていたという。
福島地検は釈放後、いずれの事件も「軽微」と説明していた。
(4月9日付 中国新聞より)
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さらに、これと前後して、関連記事がネットニュースにアップされていると、知り合いから連絡をいただきました。
「容疑者釈放の地検いわき支部、庁舎を9日間閉鎖」というタイトルで、詳しくは下記のサイトをご覧ください。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110401-OYT1T00942.htm
これらを見た私は、あの地検、あの支部なら十分あり得ると、素直に納得してしまいました。
それもそのはず、私が福島地検いわき支部に告訴していた、裁判の際の証拠捏造事件での対応がかなりデタラメであったからです。
単に批判するだけでしたら、主観や偏見に基づくものではないのかと思われるかもしれませんが、同時期、仙台地検に告訴していたブログコピペ事件と比較すると、その差が歴然です。
確かに、ブログコピペ事件も、大元に警察関係者が関与していると思われることから、告訴状受理まで半年を要したり、不起訴の根拠があいまいなど、不適切な対応であったことは否定できませんが、それでも、事実を正確に把握しようという姿勢が感じられました。
特に、郵政のパソコンから犯行が行われたということを特定するに至った経緯については、2時間半近くにわたって詳しく聞かれ、調書も作成されました。
ところが、福島地検いわき支部の場合は、その辺のプロセスがまったくないのです。
双方を時系列に並べ比較してみます。
ブログコピペ事件(仙台地検)
6月16日 告訴状再提出(タライ回しの挙句、再度提出したため)

8月10日 犯人特定の経緯について2時間半近くにわたり事情聴取される。
調書を作成された。

9月3日 正式に受理すると連絡あり。

10月28日 10月25日付の不起訴処分の通知が届く。
証拠捏造事件(福島地検いわき支部)
6月2日 告訴状を提出
受理までの間、細かいところを何度も訂正させらされた。

7月7日 本庁にお伺いを立てた上で、告訴状を正式に受理される。

10月18日 下記の通知(呼出状)が届く。

10月26日 検察で、事実関係についてほとんど聞かれることなく、不起訴処分
とすることを告げられる。

10月27日 前日の検事の説明に不審な点があったので、いわき支部に
問い合わせると、前日の検事の説明は嘘であることが判明した。
「福島地検いわき支部による意図的な証拠隠し」
「権力の走狗としての使命 起訴か犯人隠避か?」

10月30日 いわき支部から処分通知と思われる書留が届いたが、受け取り拒否で
突き返した。
上記の二つの事件の流れを比較すると明らかなように、福島地検いわき支部に告訴していた証拠捏造事件については、不起訴処分の決定が出されるまでの間に、事件のことについて事情を聞かれるようなことは、まったくありませんでした。
繰り返しになりますが、私の電話の内容が、裁判の際に労働基準監督所の職員 早坂邦彦によって捏造されて提出されたというのに、福島地検いわき支部は、その当事者である私から事実関係を一度も聞くことなく不起訴処分にしたのです。
10月18日付の下記の呼び出し状を見ていただければわかりますが、一応、「お尋ねしたいことがある」ということで呼び出されているのです。
ところが、その時刻が「午前11時00分」です。たいてい何処の職場も正午に昼食をとることを考えると、11時に呼び出して、ろくな話を聞けるはずがありません。

11時の呼び出しに、事情聴取にしてはおかしいと思いながら出掛けたのですが、案の状、そうでした。
真実はどうであれ、当初から「不起訴処分」にするつもりであったことは確かです。
告訴人本人から、まったく事情聴取することなく、いきなり不起訴処分にするやり方には、私もかなり憤りを感じたので、26日の呼び出しの最後に、「(いいかげんな捜査のもとに、意図的にデタラメな判断をしたことに対して)この検察の犯罪が近い将来、暴かれますことを願っています。」と芦沢検事にきつく申し上げました。
“これは、まずいことになった”という表情が、芦沢検事の顔からハッキリと読み取れました。
後でわかったことですが、検事になって2~3年の新米検事のようです。
誰の指示で、このようないい加減な捜査・判断をしたのかはわかりませんが、新米であるからこそ、プロセスに忠実であるべきだと思うのですが、それが守られなかったということは、検察の組織としても、検事個人としても将来が危惧されます。
さらに、被疑者が労働基準監督署の職員のほかに、国家賠償訴訟の被告ということで、その代理人である法務局の訟務官も被疑者に含まれる重大な事件であるににもかかわらず、新米検事に押し付ける福島地検いわき支部の無責任さにも、あきれかえってしまいます。

私も、新たな証拠・新たな被疑者と共に、別な検察庁に告訴しなおそうかと考えています。



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