リモートサポートって 本当に大丈夫なの?
何かと思うと、私が利用している某プロバイダーの代理店からで、現在利用しているID、メールアドレス、IP電話番号などはそのままに、NTTの光回線が利用できるサービスのキャンペーンの申し込みを勧める電話でした。
つい数日前にも、同じような電話があり、そのときは話も聞かずに断ったのですが、後で調べてみたところ、よさそうでしたので、今回は聞いてみることにしました。
条件は悪くなさそうですし、熱心な説明に後押しされ、申し込むことにしました。
代理店との長い電話の後、ほどなくNTTから、工事日などの確認の電話がありました。
話がトントン拍子に進んでしまいましたが、ふと、あることが気になりました。
それは、パソコンの操作方法が分からないときや、トラブルが生じたときに、遠隔操作でパソコンを修正してくれるという「リモートサポート」というオプションサービスのことです。
このことから、即座に連想したのは、あるブログに書かれていたパソコンの不具合のことです。
操作していないのに、勝手に画面がスクロールしたり、カーソルがひとりでに動いたり・・・・
もしかしたら、それらは、遠隔操作によるものなの?
遠隔操作と直接関係ないかもしれませんが、私のパソコンも不審な不具合が、たびたび起こります。
メールのタイトルや本文に、郵便や裁判関係のキーワードが含まれていたりすると、送受信がうまくいきません。(日常的な普通のメールは大丈夫なのですが。)
受信したメールが白紙だったこともありました。(返信フォームには、本文が表示されます。)
また、本ブログにコメントを書こうとしたら、画面が揺れてか書きづらかったとか、入力した文章が一瞬で消えてしまったとか、記事をコピペしようとしたところ、コピペした先の画面が揺れたというような情報も寄せられています。
それに、パソコンの画面が暗くなったり、明るくなったり、不規則に点滅するような状態が、このところ、しばらく続いていました。
何らかの妨害がされていることは確かなようです。
光回線への切り替えを申し込んだものの、リモートサポートのサービスがセットになっているのならキャンセルしようと思い、翌日、指示されたの番号に電話しました。
前日の社員が不在のため、別の社員が応対しました。
リモートサポートはオプションになっているので、希望しないのなら申し込まなければよいということでしたが、私が聞きたかったのは、そういうシステムを技術的に装置から外したりできるのかということだったのですが、その社員はよく分からない様子でした。
後で、NTTのホームページで調べたら、リモートサポートは申し込んだ全員に送られてくる設定ガイドのCD-ROMから組み込まれるようです。ユーザーと専用コールセンターとの間で双方向の高速通信が必要なため、フレッツ回線仕様のユーザーを対象としていて、ADSL、ISDN、ダイヤルアップのユーザーは契約できないそうです。
また、NTTから郵便で届いたパンフレットを見ると、「今後フレッツ光をお使い頂くお客様には、ウィルスクリアとリモートサポートという2つのオプションサービスをお付けしております。」と書かれており、どうも、光回線を申し込むと、ほとんど強制的にそのシステムがパソコンに組み込まれてしまうようです。
結局、申し込みの翌日、すぐにキャンセルしました。
これで一件落着と思っていましたら、それから3日ぐらいして、プロバイダーから申込内容確認書が郵送されて来ました。
キャンセルされていないかと思い、代理店の指示された番号に電話したのですが、平日の日中だというのに誰も出ません。30分ぐらいして、再びしてみましたが、それでも出ません。
代理店とはいっても、信頼できる会社なのでしょうか。
とりあえず、同封されていた確認書に書かれていたプロバイダーの番号に電話しました。
キャンセルの手続きがとられていないことに、応対した人は、驚いていた様子でした。
キャンセルの理由を特に聞かれたわけではありませんが、前述のメールやパソコンの不具合を伝え、そのようなことがあるので、リモートサポートが付いている光回線は安心して利用できないので、お断りするということを伝えました。
ネット関係のことは、たいてい何か営業目的で勧誘するときは、こまめに電話があったりするのですが、トラブルなどの苦情を伝えようとするときなどは、電話番号など、どこにも見当たりません。
あったとしても、音声ガイドで誘導された挙句、オペレーターにつながるまで、しばらく待たせられたりします。
たいていは、ホームページのQ&Aのページに誘導され、該当するものがないか確認させられ、ないとなると、やっとメールフォームが表示され、メールを送信すると、的を射ていないような決まりきった文章での回答という具合です。
かなり困った事態でなければ、そのうち問い合わせる気が失せてしまいます。
ですから、このときは、せっかくのチャンスだと思い、しっかり伝えておきました。
不思議なことに、その日を境に、パソコン画面の点滅がピタリと止まったのです。
プロバイダーに不信感をもったのは言うまでもありません。
プロバイダーに不信感をもったといえば、ブログのコピペ事件のときもありました。
コピペを行っているパソコンのIPアドレスについて、プロバイダーである富士通(私が利用しているプロバイダーとは違います。)に問い合わせたところ、当該のIPアドレスを使用している組織から、直接、私にメールを送るということでした。
ということは、私が富士通に問い合わせたメールの内容が、メールアドレスなどを含む個人情報とともに、私の承諾もなく、その組織(日本郵政)に伝えられたことになります。
被害者である私には加害者の情報を隠し、加害者には被害者の個人情報を教えているわけですから、どう考えても変です。
パソコンの遠隔操作については、社内の複数のパソコンを一斉に操作するとか、遠くにいるパソコンに不慣れな家族に代わって操作したりとか、パソコン教室などでも利用されており、特別なものではないようです。
しかし、光回線をほぼ独占的に管理しているNTTが、そのようなシステムを半強制的に個々のパソコンに組み込み、それらが、ある特定の企業(NTT)につながっているということに、著しい違和感を覚えます。

また、前述のように、プロバイダーによる個人情報の管理も厳格に行われていないようです。
そのような問題が解明されないまま、リモートサポートのようなシステムを組み込むことは、セキュリティーの観点からも問題がありますし、使い方を誤れば、他人の所有する膨大な数のパソコンを自在にコントロールする事態にもなりかねず、極めて危険なことです。





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