歪んだ正義のトライアングル
著作権法違反の告訴の件について、警察から説明したいことがるということで、3月3日に福島県警本部サイバー犯罪対策課のYさんとSさんが、わざわざ、いわき中央警察署の方に説明に来られました。
内容としては、告訴状に記載したことを、実際にパソコンを操作して確認するというような作業をしました。説明のためのわかりやすい資料を作ってきていただき、大変、ていねいに対応していただきました。
インターネット上での著作権法で特に重要な権利である「複製権」と「公衆送信権」の侵害が、警察の方とともに確認できたことでは、告訴する上で大きな成果でした。
わかりやすく言えば、私のブログがコピーされ、他人のサイトに貼り付けられているという事実と、そのコピペされているサイトにパソコン端末から、誰でもアクセスできる状態にあるという著作権法違反の事実を実際に確認できたということです。
そして、もうひとつの重要なテーマは、犯人が郵政であると断定するに至った経緯について、検証することでした。
このことについては、お互いに、多少の認識不足の点や認識のずれがあったということは感じておりますが、私としては、大幅に告訴状の内容を変更したり、被告訴人を変更したりする必要はないという認識でおります。
以上のように、YさんとSさんには大変ていねいに対応していただきましたが、これらをすっかり台無しにしてしまっているのが、それまでの福島県警本部の不審な対応です。
特に、次の二つのことについては、容認できることではありません。
一つ目は、福島県警または警視庁から最高裁判所への情報漏洩があった疑いが強いことです。
ブログがコピペされていることを、初めて警察に相談したのが昨年11月30日、その相談を受けたいわき中央警察署から福島県警本部のサイバー犯罪対策課に対応を依頼したのが、翌日の12月1日、そして、同日の夕方、最高裁の複数のパソコンからからブログにアクセスがありました。(アクセス解析の記録は、警察の方に確認していただきました。)
しかも、リンク元不明でしたので、検索サイトやランキングサイトからのアクセスではなく、URLの直接入力によるアクセスであると考えられます。
最高裁がどこから私のブログのURLを入手したかといえば、警察しか考えられないのです。
このことには、二つの大きな問題が潜んでいます。
ひとつは、捜査機関である警察が、公正・中立な判断が求められる司法機関に対して、予断を抱くような情報を事前に漏洩したこと。
もうひとつは、私のブログが裁判を批判している記事が中心になっており、そのブログに対する妨害行為が行われた場合、その加害者としての対象となる可能性が最も高い相手に対し情報を漏洩している点です。
二つ目は、前回お伝えしたNさんの不可解な質問です。
「いかがわしいサイトを削除できるかもしれないが、それでも刑事告訴しますか?」
いかがわしいサイトの削除に関しては、相談当初から強くお願いしているにもかかわらず、告訴しようとした途端にこのような質問が出るということは、警察は、すでに犯人を知っていたにもかかわらず対処をせずに放置していたのではないかということと、さらには、意図的に告訴を避けているのではないかということが窺えます。
これらを総合的に判断し、ブログのコピペを巡る関係機関との関連を図式化すると次のようになります。
最高裁判所
違法な二審判決を確定した。
相談を受け 上告の際の郵便物
直ちに連絡
実際に送られているのか疑問?
福島県警
仙台中央郵便局(≒犯人)
ブログがコピペされて 対処せずに放置 不正裁判が行われた
いることを相談。 仙台高等裁判所の
郵便物を扱った。
もしかしたら、こんな談合でも行われていたのでしょうかね。
警察から「裁判批判しているブログが、いかがわしいサイトにコピーされているようですが・・・・・・ 」、 これに対し最高裁が「記事を削除されるために、うちの関係者がしていることなので、そのままにしておいていただけますか。」、警察が「了解しました。」なんて具合に。 上記の歪んだ正義のトライアングルが象徴しているように、日本が近代的な法治国家とはほど遠い状況にあることは確かです。
ですから、単なる著作権法違反の事件として捉えるだけではなく、腐敗した司法システムを一掃し、民主的な法治国家を構築するためにも厳しく追及しなければならないことなのです。 告訴状の受理を拒み、そのコピーを基に、親告罪である著作権法違反について、あれこれ調べていることに対しては、著しい違和感を覚えます。
最も刑事告訴することについては、口頭でも伝えてありますが・・・・ 秘密漏洩の汚名返上のためにも、公正な判断で正義を貫いていただくことを期待しています。


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