最高裁判所から送られていることになっている記録到着通知書の配送には、民営化前は、最高裁判所の集配地域とは無関係の東京中央郵便局がかかわっていたことが確認されました。 民営化に伴う郵便局の統廃合により、民営化後の2007年(平成19年)10月~2008年(平成20年)5月6日は東京中央郵便局に併設されていた丸の内支店が取り扱い、丸の内支店が銀座支店に統合された2008年(平成20年)5月7日以降は銀座支店が取り扱っていたと考えられます。(詳しくは前回の記事。) 東京中央郵便局が、なぜ管轄外ともいうべき最高裁判所の郵便物を取り扱わなければならなかったのでしょうか? Wikipedia「東京中央郵便局」で調べていたら、分室・出張所の項目で「財務省内分室」というのが目に留まりました。 なぜか突然、以前、ある本で読んだ「最高裁の裏金」のことが思い浮かびました。 偶然思い浮かんだというよりは、 “郵便の不正なルートには、なにか裏がある” という潜在意識が、これらを瞬時に結びつけたのかもしれません。 それで、さらに調べてみると、驚くべきことに、財務省内分室も、民営化後の現在においては、銀座支店と深くかかわっていたのです。 東京中央郵便局 財務省内分室(東京中央郵便局の分室) 民営化に先立ち 2007年7月30日 「日本郵政公社内郵便局」から改称した 「千代田霞ヶ関郵便局」に移管された。 (〒100-0013 千代田区霞ヶ関) ※ 無集配普通郵便局で、一般客は 利用できない。 2007年10月1日 民営化 「千代田霞ヶ関郵便局財務省内分室」 丸の内支店 となる。 (2007年10月1日~2008年5月6日) 民営化後の7ヶ月間だけ東京中央郵便局に 併設されていた。
※ 2008年5月7日以降は、 銀座支店 銀座支店がこの地域の集配業務を 2008年(平成20年)5月7日に丸の内支店の 行う。 郵便区(集配業務)を銀座支店に統合したため、 千代田区の一部(郵便番号上3桁が100の地域) の集配業務についても受け持つことになった。 つまり、同じ東京中央郵便局に所属していた財務省内分室と郵便の集配業務が、民営化による移管や統廃合によって、それぞれ別々の経路をたどるかに見えたのが、最終的には、銀座支店の郵便集配業務が、千代田霞ヶ関郵便局財務省内分室の地域も受け持つことになって、再び同じ系列の郵便事業が民営化前と同じ財務省内分室の郵便物を取り扱うことになったのです。。 これって、たまたまそうなっただけなのでしょうか とても不自然に思えてなりませんが。 最高裁の郵便物の流れから、 「最高裁判所内郵便局から差し出されたように見せかけて、実は、銀座支店から差し出されており、そのことをカムフラージュするために、最高裁判所内郵便局から実際に差し出された郵便物も銀座支店を経由させているのではないか。」 という大胆な仮説を立てたわけですが、これに上記の東京中央郵便局の変遷と関係を加味すると、 最高裁判所内郵便局から差し出されたように見せかけて、実は、財務省内分室から差し出されているのではないかって、つい考えてしまいますが・・・・・
実際に最高裁判所内郵便局から送った郵便物の流れや、書留検索に表示されている他の郵便物の流れから、最高裁判所内郵便局から差し出されるケースのみ、最高裁判所の集配地域外にある統括支店でもない銀座支店を経由していることが確認されました。 この不可解な郵便の流れから、もしかしたら一部(一部か大部分かはわかりませんが?)の郵便物は銀座支店から直接差し出されているのではないかという大胆な仮説を立てました。 最高裁判所内郵便局から差し出されたように見せかけて、実は、銀座支店から差し出されており、そのことをカムフラージュするために、最高裁判所内郵便局から実際に差し出された郵便物も銀座支店を経由させているのではないかと。 私がこのように考えるヒントになったのが、最高裁判所から送られたことになっている記録到着通知書の封筒の消印です。 ブログの読者の方が提供してくださった情報をまとめると、記録到着通知書の普通郵便の消印は次のようになります。 Aさん 2005年(平成17年12月) 東京中央 Bさん(私) 2007年(平成19年10月) 丸の内 Cさん 2008年(平成20年9月) 銀座 これらの3つの郵便局について、当初は全く関係ないのかと思っていたのですが、Wikipedia 『東京中央郵便局』 、 『郵便事業丸の内支店』 、 『郵便事業銀座支店』 で、民営化に伴う郵便局や支店の統廃合の流れをたどると、あることが判明しました。 東京中央郵便局(丸の内支店の前身) 〒100-8994 中央区八重洲一丁目 ↓ 丸の内支店 〒100-8799 東京都千代田区丸の内 2007年10月1日~2008年5月6日、民営化後7ヶ月間だけ東京中央郵便局に併設されていた。 Wikipedia 『日本郵便 丸の内支店』 より 「 2007年10月1日より2008年5月6日まで東京中央郵便局に併設されて いた。 翌5月7日に、銀座支店へ統合された。民営化後7ヵ月だけ存在した支店で ある。」 ↓ 銀座支店(前身は銀座郵便局)2008年5月7日に、丸の内支店が、銀座支店に統合された。 Wikipedia 『郵便事業銀座支店』 より 「2007年(平成19年)10月1日の民営化時点では中央区・港区の一部の 集配業務を受け持った支店であったが、2008年(平成20年)5月7日に 丸の内支店の郵便区(集配業務)を当支店に統合したため、千代田区の 一部(郵便番号上3桁が100の地域)の集配業務についても受け持つ ことになった。」 千代田区隼町にある最高裁判所の郵便番号が〒102-であるので、本来、銀座支店が最高裁の郵便物を扱うことはありません。 しかし、記録到着通知書の配送には、民営化以前から、最高裁判所の集配地域とは無関係の中央郵便局がかかわっており、中央郵便局の流れを汲んで現在の銀座支店に至っているとすれば、東京中央郵便局→丸の内支店→銀座支店の流れは必然的な変遷であり、上記の記録到着通知書の3つの消印とも一致するのです。 つまり、記録到着通知書は、民営化前の2007年(平成19年)9月までは東京中央郵便局から差し出されており、民営化後の2007年(平成19年)10月~2008年(平成20年)5月6日の間は丸の内支店から差し出され、丸の内支店が銀座支店に統合された2008年(平成20年)5月7日以降は銀座支店から差し出されていることになります。 ですから、差出元が最高裁判所になっている記録到着通知書の流れと同様に、最高裁判所から差し出された書留等の他の郵便物についても、中央郵便局の流れを汲む銀座支店を経由すると考えるのが自然です。 東京中央郵便局について、さらに詳しく調べてみると、興味深い事実に遭遇しました。 このことについては、次回にしましょう。
これを読んだ私は、さっそく下記のようなメールを朝日新聞に送りました。
郵便が信用できないということは、社会全体や国民生活全体にかかわる重大な問題です。 最高裁からの郵便物も含まれている虚偽表示の問題を、果たして朝日新聞が取り上げ、報道してくれるでしょうか 偏向報道機関であるかどうかの評価が問われるときです。 私たちは、朝日新聞の今後の動きや報道に注目しましょう。
黒猫さん(イノシシさんがブログを開設され、ブログのニックネームが「黒猫」ですので、今後は「黒猫さん」にします。)と私は、1ヵ月半ほど前に、最高裁判所と東京高等裁判所から郵便物を送り、その流れを調べました。 郵便物の流れを、書留番号検索を利用してリアルタイムで追跡した結果、本来なら表示されるはずのない未来の日時が表示されていたことから、配送ルートとは違うところで、郵便物の動きとは無関係に配送表示だけが操作されている可能性があるということを突き止めました。 さらに、これらの郵便物の配送ルートには、決定的な瑕疵がありました。 それは、統括支店(地域内の各郵便局で集められた郵便物を集約して区分し、他の地域とのやりとりの業務を専門的に行う郵便局のこと。)である新東京支店を経由していないということです。 『デタラメの書留検索は民営化になってから?それとも以前から?~書留検索④~ 』でお伝えした金沢支店を巡るダミーと思われる郵便物と同じことが、ここでもやられていたのです。 最高裁から送った郵便物 東京高裁から送った郵便物 調査のために最高裁判所から送った郵便物の前後の郵便物についても調べてみた結果、ある興味深い事実が判明しました。 その前に、まずは、最高裁判所から差し出された郵便物を最初に扱う(集める)のは、どこの郵便局かということを確認しておく必要があります。 郵便局員の説明は、麹町支店と銀座支店に分かれていますが、日本郵便のホームページにある「お届け日数を調べる」に最高裁判所の郵便番号を入力して検索すると、差出元として麹町支店が表示されますので、麹町支店が正規の取扱店ということになると思います。 そのことを踏まえ、次の二つの郵便物の流れに注目してしてください。 不審な郵便物の流れが浮かび上がってきます。 ① 最高裁判所内郵便局から差し出され、その最高裁判所の所在地と同じ配達地域である麹町支店の地域に配達されているにもかかわらず、敢えてその地域外の銀座支店を経由している。 ※ 銀座支店は統括支店ではない。
② 最高裁判所内郵便局から秋田県内のあて先に配送されたものの、あて先が不明であったため、麹町支店の地域の差出人に返送されたケースである。 (最高裁判所内郵便局を一般の人が利用するとはあまり思えないので、最高裁が差出人かと思われるが。) 最高裁判所内郵便局から発送されるときには、統括支店である新東京支店を経由せずに銀座支店から、秋田県内の統括支店である秋田支店に発送 されているが、秋田支店から麹町支店に返送されるときは、正規のルートである新東京支店を経由して、銀座支店を経ずに麹町支店に送られている。 ①のケースと、②の返送の際のケースを比較してみると、双方とも最終的には麹町支店に送り届けられているにもかかわらず、①では統括支店ではない銀座支店から麹町支店に送られ、②では新東京支店から銀座支店を経ずに麹町支店に送られています。 上記のように、調査のために最高裁判所から送った郵便物も銀座支店を経由しています。 最高裁判所内郵便局から差し出されるケースのみ、なぜ、本来ならまったく関係ない銀座支店を経由しなければならないのでしょうか 特に、①のケースでは、最高裁の所在地と同じ配達地域である麹町支店の地域に配達するにもかかわらず、なぜ、敢えてその地域外にある統括支店でもない銀座支店を経由して麹町支店に戻される必要があるのでしょうか この不可解な郵便の流れを、みなさんは、どう捉えますか? 大胆な推測かもしれませんが、もしかしたら一部(一部か大部分かはわかりませんが?)の郵便物は、銀座支店から直接差し出されているのではないかって思うのです。 最高裁判所内郵便局から差し出されたように見せかけて、実は、銀座支店から差し出されているのではないかと・・・・ そのことをカムフラージュするために、最高裁判所内郵便局から実際に差し出された郵便物も銀座支店を経由させているのではないかと
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