FX手数料

トランプ氏勝利で 泡を食った安倍政権

11/15
この一週間、日本のメディアはトランプ騒動に沸いています.
おおむねどこも、全米各地で起こっている暴動を取り上げて、トランプ氏をボロクソにこき下ろしているようです。
一方、訪問させていただいている皆さんのブログは賛否両論のようです!!
私は、トランプが勝利してよかったと思っています。


といいますのも、
ジャーナリストの堤未果氏の複数の著書を読むと、アメリカが抱えている深刻な国内問題がよくわかります。
日本のような国民皆保険がないアメリカでは、医療費が法外に高く、医療破産が後を絶ちません。盲腸の手術に130万円もかかり、家族に病人が出れば、高額な医療費が支払えず、中流階級からたちまち貧困層に転落してしまいます。
また、急激な学費の高騰で、アフリカ系学生の84%、ヒスパニック系学生の66%借金を背負って卒業するといいます。学資ローンだけでは生活できず、クレジットカード会社にも借金をしますが、返済できずにブラックリストに載り、それがもとで就職活動も不採用にされます。
そのような急増する借金を抱えた二十代の若者をターゲットにしたのが、軍による勧誘です。言葉巧みに誘い出し、戦場へと送り込みます。


若者の夢や希望は絶たれ、貧富の格差は拡大し、中流階級が些細なきっかけで貧困層に転落していく過程が手に取るようにわかります。まさに「病める大国」という表現がぴったりかも知れません。
このような社会問題を引き起こしてきた根底にあるのが、80年代以降主流になってきた新自由主義です。公的サービスの縮小させ、その隙間に触手を伸ばしてくる巨大企業という構図が浮かび上がります。
堤未果さんの「ルポ 貧困大国アメリカ」には、次のように書かれています。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
かつて「市場原理」の導入は、バラ色の未来を運んでくるかのようにうたわれた。競争によりサービスの質が上がり、国民の生活が今よりもっと便利に豊かになるというイメージだ。
だが、政府が国際競争力を高めようと規制緩和や法人税の引下げで大企業を優遇し、その分社会保障費を削減することによって帳尻を合わせようとした結果、中間層は消滅し、貧困層は「勝ち組」の利益を拡大するシステムの中にしっかりと組み込まれてしまった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

この強欲な資本主義の推進力となる規制緩和政策の背景には、企業による強力なロビー活動や献金、政府・企業間の交流があるといいます。中でも、アメリカ国内のあらゆる分野を、企業がビジネスをしやすい環境にする取り組みをしてきたのが米国立法交流評議会(ALEC)です。
そこから生まれたビジネスのひとつに、民間刑務所ビジネスがあります。

不法移民に対する法律を厳罰化して囚人を増やし、彼らをただ同然の報酬で労働力として利用しようというものです。公共事業へ刑務所労働者を利用した知事は、見返りに多額の献金を受けたといいます。
刑務所ビジネスは、市場拡大を望む企業側と、コスト削減をしたい自治体議員の利害が一致しますが、一方で、それにより国内や第三国の労働者の雇用が奪われます。


ですから、このようなアメリカ社会の仕組みを理解すると、トランプ氏が不法移民を強制退去させるといっているのも一理あります。
現状に不満を持つ層が抱えている問題に焦点を当てて選挙戦を展開し、勝利をおさめたのがトランプ氏といえます。
また、大富豪のトランプは、スーパーPACという政治資金管理団体を迂回した献金を違法だとして拒否していたそうです。そういう意味では、特定の産業に肩入れすることなく、公平に舵とりができるのではないでしょうか。
TPP反対、「世界の警察」をやめるとか保護主義的と批判されているトランプ氏ですが、前述のようなアメリカの社会問題を解消し、強いアメリカを取り戻すには当然のことを言っているように思います


堤未果氏の本に「沈みゆく大国 アメリカ」というタイトルの本がありますが、アメリカ隷属で、その沈みゆくアメリカにしっかりとしがみつき、一緒に泥沼に引きずり込まれようとしているのが安倍政権です。
ところが、トランプ大統領の登場で、沈みかけたすんでのところで救われて思いがします。
もちろん、トランプ氏が思い描く政策がスムーズに実行されればのことですが・・・・。


アメリカ軍の予算削減や撤退発言に関連したことについては、また別の機会にします。

  

banner_03.gif
ブログランキング・にほんブログ村へ

関連記事
スポンサーサイト
Comment
安倍の信じる国益とトランプ氏の政策は真逆に近い部分が多々あるので、日本国内に負の影響もあるけど良いこともきっとあると期待しています。しかし日本の軍事費の増大、活動範囲の拡大は避けられそうにもないと危惧しています。
Re: カノッチ様
アメリカ軍が縮小・撤退することは、日本全体としては好ましいことですが、そうなれば、日本の軍備を拡大しなければならず、時代錯誤の戦争好きの連中は勢いづくでしょうね。
でも、集団的自衛権と個別的自衛権ははっきりと区別されなければなりません。
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
>集団的自衛権と個別的自衛権
区別することはできません。

国家Aと国家Jで集団AJを構成する。

J は A∪J に含まれるため、
個J と 集団AJに分けることはできません。

日米安全保障条約(新)(日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約)
第五条には「施政の下にある領域」がかかげられているから、
「日本国の施政の下にある領域」を日本国、
領域外を他国に分けることができます。

つまり、自衛と他衛に分けることはできます。

憲法 第二章 第九条の規定の一部について、人類普遍の原理に反することを理由として排除しても、
日本国の施政の下にある領域の範囲内が現行憲法に反しない自衛として認めることができる範囲の限界であろうと思います。
Re: T_Ohtaguro 様
自国防衛のための手段としての個別的自衛権という意味で使ったのですが、安保条約との兼ね合いから、厳密には個別的自衛権と集団的自衛権を区別できないということなのですね。
日本にある米軍基地などは、個別的自衛権では対応できないということですね。
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
最高裁判所大法廷 昭和34(あ)710(昭和34年12月16日 判決)  
最高裁判所大法廷 昭和34年12月16日 判決 全文〔その一部〕
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/816/055816_hanrei.pdf
すなわち、九条一項においては「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求」することを宣言し、また「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と規定し、さらに同条二項においては、「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」と規定した。かくのごとく、同条は、同条にいわゆる戦争を放棄し、いわゆる戦力の保持を禁止しているのであるが、しかしもちろんこれによりわが国が主権国として持つ固有の自衛権は何ら否定されたものではなく、わが憲法の平和主義は決して無防備、無抵抗を定めたものではないのである。憲法前文にも明らかなように、われら日本国民は、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようとつとめている国際社会において、名誉ある地位を占めることを願い、全世界の国民と共にひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認するのである。しからば、わが国が、自国の平和と安全を維持しその存立を全うするために必要な自衛のための措置をとりうることは、国家固有の権能の行使として当然のことといわなければならない。すなわち、われら日本国民は、憲法九条二項により、同条項にいわゆる戦力は保持しないけれども、これによつて生ずるわが国の防衛力の不足は、これを憲法前文にいわゆる平和を愛好する諸国民の公正と信義に信頼することによつて補ない、もつてわれらの安全と生存を保持しようと決意したのである。そしてそれは、必ずしも原判決のいうように、国際連合の機関である安全保障理事会等の執る軍事的安全措置等に限定されたものではなく、わが国の平和と安全を維持するための安全保障であれば、その目的を達するにふさわしい方式又は手段である限り、国際情勢の実情に即応して適当と認められるものを選ぶことができることはもとよりであつて、憲法九条は、わが国がその平和と安全を維持するために他国に安全保障を求めることを、何ら禁ずるものではないのである。

そこで、右のような憲法九条の趣旨に即して同条二項の法意を考えてみるに、同条項において戦力の不保持を規定したのは、わが国がいわゆる戦力を保持し、自らその主体となつてこれに指揮権、管理権を行使することにより、同条一項において永久に放棄することを定めたいわゆる侵略戦争を引き起こすがごときことのないようにするためであると解するを相当とする。従つて同条二項がいわゆる自衛のための戦力の保持をも禁じたものであるか否かは別として、同条項がその保持を禁止した戦力とは、わが国がその主体となつてこれに指揮権、管理権を行使し得る戦力をいうものであり、結局わが国自体の戦力を指し、外国の軍隊は、たとえそれがわが国に駐留するとしても、ここにいう戦力には該当しないと解すべきである。
___

>わが国がその平和と安全を維持するために他国に安全保障を求めること

については、少なくとも、憲法 第二章 第九条の規定には反しない旨が最高裁判所 大法廷判例です。

つまり、わが国と他国とで構成する集団を「自」とみなし、他国に、わが国を防衛してもらうこと〔集団的自衛の一部〕については、最高裁判所 大法廷判例上、少なくとも、憲法 第二章 第九条の規定には反しないことになっています。
___

>日本にある米軍基地などは、個別的自衛権では対応できない

≫従つて同条二項がいわゆる自衛のための戦力の保持をも禁じたものであるか否かは別として、同条項がその保持を禁止した戦力とは、わが国がその主体となつてこれに指揮権、管理権を行使し得る戦力をいうものであり、結局わが国自体の戦力を指し、

最高裁判所 大法廷判例によれば、自衛隊法 第六章 第七十六条の防衛出動命令を行使し得る戦力〔自衛隊〕は、憲法 第二章 第九条の規定が保持を禁止した戦力に該当することになります。

よって、個別的自衛を目的とする自衛〔わが国による武力行為に関する〕権〔命令権など〕は、違憲無効であることが導き出されます。
Re: T_Ohtaguro 様
この判例によると、アメリカ軍の駐留は憲法9条2項に違反していないということですね。
更に、自衛隊は、アメリカ軍の指揮の指揮・命令に基づくのであれば、自国の自衛も憲法違反にならないということになりますね。
いかにも米国追従の最高裁らしい判例だと思います。

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【告発状】 内乱の罪:駆けつけ警護任務付与
【被告発人】
安全保障関連法案可決に関与した国会議員すべて
安全保障関連法の公布に関する承認に関与した国務大臣すべて
安全保障関連法を対象とする憲法適否裁判権行使請求事件に関与した裁判官すべて
「南スーダン国際平和協力業務の実施に関する自衛隊行動命令の一部を変更する自衛隊行動命令」に関する閣議決定に関与した国務大臣すべて

【事件名】
内乱

【告発の趣旨】
被告発人の次の頁に掲げる行為は内乱(刑法 第七十七条)に、被告発人は首謀者に該当するものと思料するので、厳重な処罰〔死刑又は無期禁錮〕を求めたく告発する。〔予定〕

【告発事実】
【国の統治機構を破壊し、又はその領土において国権を排除して】  
被告発裁判官は、憲法適否裁判権行使請求事件において、最高裁判所 大法廷を構成しない不作為により、国の違憲審査機構を破壊し、日本国の領土において、国の機関の人類普遍の原理に基づく憲法の条規に反する行為を是正する国権を排除した。

【権力を行使し、】
被告発国務大臣は、違憲性を指摘されてなお、憲法 第二章 第九条2項が保持を禁止した戦力に対し、命令する権力を日本国の施政の下にある領域の外において濫用する目的で、被告発国会議員と共謀して、法案可決権を濫用させ安全保障関連法案を可決させて安全保障関連法とし、法律の公布に関する承認権限を濫用して当該法律を公布し、被告発裁判官は裁判権を濫用して当該法律の施行に荷担した。

【その他憲法の定める統治の基本秩序を壊乱することを目的として暴動をした】
被告発人は、憲法の定める統治〔法治〕の基本秩序を壊乱することを目的として、憲法 第六章 第七十九条1項、第八十一条、第八十二条の規定を構成する要件を満たす、「長たる裁判官及び法律の定める員数のその他の裁判官」で「最高裁判所〔大法廷〕」を構成し、「法律、命令、規則又は処分」について、「公開法廷」で「終審裁判」の「対審」を行い、「判決」により決定すべき憲法の定める手続を経ず、請求されてなお却ける権力を濫用して是正を妨げ、防衛省 陸上自衛隊 南スーダン派遣施設隊第11次要員を構成し、「南スーダン国際平和協力業務の実施に関する自衛隊行動命令の一部を変更する自衛隊行動命令」について閣議決定権を濫用して、平成28年11月18日、当該命令を発出し、南スーダンに派遣した。
___

http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n400215
Re: T_Ohtaguro 様
私も、この件については、明らかに法律に違反する行為なので、誰かが刑事告発しないものかと思っておりました。
T_Ohtaguro さんが、告発を準備されているのですね!!
コメントだと、本文より読まれる頻度が少ないので、次回の記事で、賛同を呼びかけたいと思います。
Trackback
Trackback URL
Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
最近の記事
過去のすべての記事
お探しの記事をすみやかにご覧になりたい方は、こちらをクリックしてください。 過去のすべての記事のタイトルと冒頭の文が、ご覧いただけます。
カテゴリー
最近のコメント
リンク
ブロとも一覧
メールフォーム

お名前:
メールアドレス:
件名:
本文:

月別アーカイブ
最近のトラックバック
今日の天気予報

-天気予報コム- -FC2-
FC2カウンター
人気ブログランキング
banner_03.gif
ブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へ
FC2ブログランキング
プロフィール

ろーずまりー

Author:ろーずまりー
趣味にスポーツにと、平凡な主婦の生活を送っていましたが、夫の長時間労働を労働基準監督署に相談したことをきっかけに、その生活は一転。行政の理不尽な対応に、自ら国家賠償訴訟をすることに。
理系の出身ですが、知的好奇心に駆られた私は、法律関係の勉強に、けっこうはまってしまいました。
中立性に欠ける国家賠償訴訟の実情を、より多くのみなさんに知っていただきたいと思い、ブログを開設いたしました。

QRコード
QRコード
オセロゲーム
ブロとも申請フォーム
楽天ショッピング