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「裸の王様」が似非法治国家であることを喧伝している!!

12/27
東京電力福島第1原発事故の被災者約3800人が、国と東電に総額約160億円の損害賠償などを求めた訴訟の福島地裁判決(金沢秀樹裁判長)については、当ブログで既に取り上げており、大まかな内容は、次の通りです。
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原告側は、空間放射線量を事故前の状態の毎時0,04マイクロシーベルト以下の水準に原状回復することや、実現するまで1人月5万円の慰謝料を請求し、訴訟の結審時まで総額約160億円支払うことなどを求めていましたが、判決では、原状回復の請求は却下され、国と東電に対しては総額約5億円を支払うよう命じたものの、賠償額は原告のうちの約2900人に1万円から16万円と、ごくわずかの支払いが命じられたにすぎません。
国家賠償訴訟における国の完全勝訴率がおよそ98%と推測される中、今回の判決は国の責任を認めた稀なケースといえますが、その判決内容は、原告が受けた損害や、訴訟に期待するような賠償や対策からは程遠く、ある種のガス抜き的な側面しか感じられません。

原発事故判決では言及されなかった もう一つの重大な国の責任
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この訴訟について、福島県出身の弁護士で、現在は広島で、福島からの避難者の原発ADRの案件を多く手掛けている石森雄一郎氏が、「生業訴訟の判決要旨」ということで、わかりやすく書いてくださったものが手元にあるので紹介します。
判決の要旨 については、冒頭でお伝えした通りですが、石森弁護士の個人的な感想ということで、この判決に対するマスコミの報道を批判している部分があるので抜粋して紹介します。

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石森雄一郎弁護士の「生業訴訟の判決要旨」より

(冒頭部分省略)
マスコミは「原発事故に関して国に責任が認められた」という部分のみを切り取り、おおむね「原告の勝訴」として報道をしています。
ただし、その内容を見てみると、「残念ながら、原発被害者は負けた」と言わざるを得ません。
(途中省略)

2 生業判決の個人的な感想
(2)千葉訴訟では認められなかった、国の責任が認められたことは評価されるべきであり、この点は既にマスメディア等で報道されたとおりである。
この点が報道ではクローズアップされ、本判決によって原告ら原発被災者が全体的に勝訴したかのようなイメージを持たれた方が一般的に多いのかもしれない。
(3)しかし、生業判決には大きな問題点が3つある。
ア 一つ目の問題点は、賠償が認められる地域的な範囲が非常に狭いという点である。賠償が認められたのは避難指示等対象地域と自主的非難地域の外には、福島県の県南地域、宮城県丸森町及び茨城県の一部市町村にと留まる。
福島第一原発から拡散した放射性物質は、福島県内のみならず東北及び関東に飛散しており、東日本の大きな範囲に居住していた方に大きな不安を与えたことは周知である。
それにもかかわらず、結果として国の賠償に関する指針にやや毛が生えた程度の範囲しか「賠償すべき地域」として認められなかったのは不合理である。
イ 二つ目の問題点は、賠償が認められたとはいえ、自主的避難地域、県南地域、宮城県丸森町、茨城県一部市町村については、平成23年12月までしか慰謝料が認められていないことである。
平成23年12月の時点でも。原発事故の混乱は収束していない。それにも関わらず、「原発事故から僅か1年足らずで慰謝料が発生しない」という判断には到底納得しがたいものがある。
ウ 三つ目の問題点は、前橋地裁判決と同様に慰謝料の金額が低額であるという点である。形式的には損害が認められても、「既に東電から支払われている賠償金を上回る損害がない」として棄却されている原告も相当数存在している。
(4) これらの問題点を踏まえれば、原発被災地の中心部である福島地裁で下されたこの判決は、実質的に敗訴に近いものがあると当職は感じざるを得ない。
全国的には、原発事故の責任論、つまり「国に責任が認められるか」という点ばかりが大きくクローズアップされ報道されているが、残念ながら損害論について掘り下げて論評している報道は僅かである。
世界的にも類を見ない大事故であった福島第一原発事故について、仮に司法を通じてもこの程度の損害しか認められないとするならば、国も電力会社も反省する機会すら不要ということにならないか、当職は強く危惧している。

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訴訟件数が減少し斜陽傾向にある司法にとって、裁判所を利用してもらう格好の案件が、最も多くの被害者が存在する原発事故であることは言うまでもありません。あたかも、司法が被災者の訴えを理解し公正に判断したかのように見せかけて、更なる訴訟詐欺の被害者を生じさせようとしていることに、裁判所のみならず、マスコミも加担していることを、しっかりと頭の片隅に入れておく必要があります。
裁判内容が国民に伝えられる際、2つのバイアスを潜り抜けて、都合よく編集されたものが裁判所の判断だとして伝えられることになります。
第一のバイアスは、双方の主張が判決書に反映される際に行われます。それぞれの主張の中から判決主文に至るように、予め思い描いたストーリーに沿う都合の良い部分だけが判決書に盛り込まれることになります。客観的証拠が存在するのか、あるいは他の事実関係と整合性がとれてるかなどは二の次です。
二つ目は、今回、紹介したようなマスコミによるバイパスです。


お互いに弱みを握り合っている司法と政府、マスコミは、持ちつ持たれつの関係であることは、様々なところからうかがい知ることができます。まさに、三権分立からはほど遠い、四権癒着の構造が出来上がっており、そこに大きな影響力を及ぼしているのが、歴代の検事総長の天下りを受け入れている電通であることは周知の事実です。

さて、このところ、モリカケ隠しのために、どのテレビ局も日馬富士暴行問題ばかり流していることは、多くの国民が気がついていることです。このことも、一見すると、安倍政権が自分たちのためにだけマスコミに圧力をかけているのではないかと考えられますが、さらに、それに加え、検察や裁判所のためでもあることは確かでしょう。
モリカケ問題の報道をすれば、安倍首相と昭江夫人が黒であることが明確に印象付けられます。そうなると、国民は、朴槿恵前大統領とほとんど同じケースであるにもかかわらず、「なぜ検察は逮捕しないのか」ということで、相当なクレームが行くと思うのです。もう、すでに行っているかもしれませんが・・・。
それを避けるために、政府と司法が一体となってマスコミをコントロールしていると考えられます。
しかし、完全なる証拠は既に出尽くし、国民は正しい認識をもっているはずです。
さらに、最近では、第三のモリカケ問題ともいえるスパコン疑惑まで浮上してきました。
まさに、「裸の王様」が、似非法治国家であることを喧伝しているといえます。


当ブログの開設当初は、裁判所や捜査機関に不正をお伝えしたところで、半信半疑の人が大半だったのではないでしょうか。
それが、今ではモリカケ問題、NHK受信料訴訟、原発訴訟・・・、このところ国民が不審に思うことが日常茶飯事となり、多くの人に受け入れられているのを実感します。


今年は、この記事までとさせていただきます。
 皆様、よいお年をお迎えください。


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あけましておめでとうございます。
あけましておめでとうございます。
王様は裸に気づいて善政を行うようになったのか、童話にはそこまで書かれていません。日本の裸の王様はきっと自分が裸であることにいまわの際までづかないでしょう。お辞め頂くしかない。
今年は明るい年になりますように。
Re: カノッチ様
あけましておめでとうございます。

裸の王様には新たな疑惑が次々と出てきて、包囲網は確実に狭まっているようです。
この状況を断ち切ってくれる英雄が現れることを願っています。
今年もよろしくお願いいたします。


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ろーずまりー

Author:ろーずまりー
趣味にスポーツにと、平凡な主婦の生活を送っていましたが、夫の長時間労働を労働基準監督署に相談したことをきっかけに、その生活は一転。行政の理不尽な対応に、自ら国家賠償訴訟をすることに。
理系の出身ですが、知的好奇心に駆られた私は、法律関係の勉強に、けっこうはまってしまいました。
中立性に欠ける国家賠償訴訟の実情を、より多くのみなさんに知っていただきたいと思い、ブログを開設いたしました。

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