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期待はずれの「週刊ダイヤモンド」の司法特集にきらりと光る安倍政権の最高裁人事への介入

02/24
「週刊ダイヤモンド」2月25日号に、司法の特集が掲載されています。
表紙には「司法エリートの没落 弁護士 裁判官 検察官」と大きく書かれています。
不正を行う裁判所、それを放置し、時には加担する検察、これら利用する価値のない機関は、いずれ縮小し、衰退していくという、生物学でいう退化のようなプロセスを辿るのではないかと、かねがね考えていましたが、まさにそれを体現するような記事のタイトルです。
Part1では「弁護士の断末魔」、Part2では「裁判官の黒い秘密」、Part3では「〝巨悪と眠る″検察官」と、それぞれに分けて38ページにわたって特集されています。
ネットではこれら三者に対する批判が氾濫しており、このサブタイトルだけ読めば、それらを代弁してくれているかに思えるのですが、実際に読んでみると、肩透かしを食らいます。


比較的豊富な統計資料と様々な関係者へのインタビューなど、それなりに一見する価値のある箇所もあるのですが、過去の事件に対する認識が甘く事実誤認が認められるものや、法曹三者の視点で書かれており、実際に弁護士・裁判所・検察を利用した当事者の視点は反映されていないので、一方の側面から分析したものに過ぎません。
また、日ごろ司法に携わっていない記者が、にわか取材でまとめ上げたという印象が強く、掘り下げ方が不十分で、本質的な問題に迫ることはなく、法曹三者についての単なる現状を述べたにとどまっているところが、期待はずれなところです。


記事の中から、いくつか注目すべき点を取り上げてみたいと思います。

弁護士の現状については、「法曹界に地盤沈下が叫ばれて久しい。その大きな理由は、2000年代以降の司法制度改革で法曹人口が急増し、弁護士が過当競争にされされていることにある。」というのですが、その結果、困窮する弁護士が法律事務所の経費や生活費の捻出のために、依頼者からの預かり金を着服したり、ストレスによる鬱、引きこもりから「事件放置」するケースが増え、弁護士会のモラルハザードが深刻化しているということです。

裁判官については、主に最高裁の審議や人事権に関して書かれていますが、実際以上に美化されて書かれているところが多く、かなり鼻に付きます。
しかし、この「特集の目玉」で、必見に値するのが、安倍政権によるが最高裁人事への介入です。


「最高裁がうたう司法の独立。その大義は今、強大な権力を前に有名無実化している。」ということなのですが、問題となるのが、最高裁判事を定年退職する弁護士出身の大橋氏の後任の選出に、安倍政権が介入したことです。

ポイントをまとめてみます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
15人の最高裁判事の出身分野は、裁判官6、弁護士4、学識者5(大学教授1、検察官2、行政官1、外交官1)の枠が決まっており、長年の慣行とされてきた。
弁護士枠には、日弁連が推薦する人物が任命され続けてきたが、今回は、日弁連の推薦外であり、事実上の学識者(昨年8月に弁護士資格を取得)である山口厚氏を任命することを内閣が閣議決定した。
背景に何があるのか。
現役判事は、「弁護士出身の最高裁判事が、政府をいらだたせる意見を書くから、官邸が最高裁に圧力を加えたのだろう」と声を潜める。また、安倍政権が進めてきた集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法、さらに共謀罪創設や憲法改正に、日弁連は反対の立場なので、政権としては日弁連推薦の候補を排除し、最高裁への影響を強める必要があった。

内閣と国会を監視する三権分立の一角を担う最高裁が、なぜ時の権力にひれ伏すのか。
それは最高裁長官の指名権を内閣が握っているからだ。
(短絡的に、それだけが原因とは考えられませんが。)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最後は検察官についてです。
サブタイトルには、「巨悪追い続けた〝最強〟捜査機関 栄光と挫折の検察70年史」とあり、それに続くのが「政官財の闇に切り込む『特捜部』の歴史」「独自捜査で〝検察の正義〟を示し、不敗神話を築いてきた」などの言葉が並ぶのですが、これも美化しすぎを通り越して、事件そのものを間違って認識しているとしか思えません。
サブタイトルの「栄光」として書かれているのが、田中角栄氏のロッキード事件です。
この事件の捜査・裁判がいかに異常であったかは、当ブログでも取り上げています。

田中角栄氏の「暗黒裁判」

特捜部こそが、宗主国アメリカの意向に沿って事件をでっち上げ、国民が選んだ政治家を闇に葬り、民主主義を破壊してきた張本人であることは今更いうまでもありません。

また、「最高の捜査機関」のイメージが崩壊したのが、2009年の郵便不正事件とこれに続く2010年の証拠改ざん事件で、「主任検事が証拠のフロッピーディスクの内容を、検察のストーリーに合うように書き換える前代未聞の事態が判明」と記述され、まるで、それまではストーリーに合う証拠の改ざんなど行っていないかの印象を受けるのですが、それ以前にも同じようなことが繰り返されていたのは確かです。
ちなみに、2006年の私の裁判では、訟務検事が思い描くストーリーに合うように、本来の証拠を捏造された証拠に差し替えてて提出しています。
これが捏造された書証です!(捏造された証拠①)
捏造しなければならなかった本当の理由
捏造を主導したのは誰か? ~ヒントは福島地検いわき支部の豹変~
厚生労働省・法務局・検察の被疑者(≧犯罪者)たち

都合の悪い証拠は隠蔽し、不足する証拠は捏造して補うなど、それ以前も同じような「ストーリー捜査」が日常的に行われていたと考えるのは当然です。
小沢一郎氏の資金管理団体を巡る事件あたりから、ネット上では検察批判が激しくなり、ジャパンハンドラーズの意にそぐわない政治家潰しの手の内が見透かされているせいか、かつてのような勢いはなく消極的になってきています。
一方で、特に安倍政権になってから、明確な違法性が認められる事件が、根拠もなく不起訴処分にされています。


これらの状況から、今まさに、「法治国家崩壊」という危機的事態に直面していることが認識されます。
検察も裁判所も頼りにならない被害者・関係者は、自分で事件を調べ、ネットで真実を公表しています。「不起訴処分」で無罪放免というデタラメな判断だけが独り歩きし、政府機関内には“犯罪者”が跋扈し、同じような違法行為が繰り返されます。
現在、ネットで最も騒がれているのが、安倍晋三夫妻の関与が疑われる森友学園への国有地売却問題です。
国際的にも関心が高まっており、誰にでも分かりやすい構図のこの事件を、検察が眠らせておくるのなら、日本の法治国家としての信用は失墜し、北朝鮮と何ら変わらない国になってしまうのは確実でしょう。


特集の最後は、「つぶしたくてもつぶせない崩壊寸前の法科大学院の今」というコラムで締めくくっているから笑っちゃいます。見通しの甘さが、こういう結果を招いたといえます。
「ストーリー捜査」「ストーリー判決」にうつつを抜かしているうちに、エリート法曹の脳細胞も萎縮してしまったのではないかと思わざるを得ません。
尚、法科大学院につては、前回の記事でもお伝えしていますので、そちらも合わせてご覧ください。

天下りと利権確保に利用される司法制度改革

    

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同感です。
籠池泰典の児童虐待

この理事長のしていることは、
完全に児童虐待です。

お漏らしには残酷な言葉を投げつける。
精神的虐待です。

粗相した下着をそのまま鞄に突っ込む、
暴言を浴びせる。
身体的虐待と情緒的虐待です。

食事の時にも水分を飲ませない。
夏場なら脱水を起こす恐れがあるのに。
これは医療的ネグレクトと、
身体的虐待です。

汚れた下着を、
わざと透明なビニール袋で持ち帰らせる。
これも露骨な情緒的虐待です。

韓国や中国の人々への暴言を聞かせる、
これも教科書的には、
情緒的虐待であり、
同時に人種差別です。

野党は即刻、
児童虐待が組織的になされている、
この幼稚園と学校を、
児童相談所に告発すべきです。

親はこの理事長と幼稚園・小学校を、
「我が子を虐待した」犯罪者として、
告訴すべきです。

罪も無い子供達への虐待を、
一国の首相とその妻が、
絶賛していた。

首相も妻も稲田も理事長も関係者も、
絶対に許してはならない、
重大な犯罪者です。

安倍晋三と安倍昭恵と稲田は、
児童虐待者を礼賛した、
完全な児童虐待の共犯です。

共産党か民進党にお知り合いが居られましたら、
児童虐待という観点で、
理事長と学校、幼稚園、
安倍と嫁を攻撃すれば、
血路が開かれるかも知れません。

軍国主義や右翼には無関心でも、
世の母親達は、
児童虐待を実行する幼稚園や小学校には、
敏感に反応します。

この幼稚園と小学校が潰れてしまえば、
これ以上の理事長の軍国主義教育の夢は、
潰えてしまう事になりますから。
Re: motomasaong 様
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私も法科大学院について記事にしたことがあります。
ハッキリ言ってしまえば司法試験予備校ですからね。
それなのに卒業すると法務博士という肩書になります。
誤解を生む肩書きですよね。 
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Re: いえねこ様
「法務博士」ですか!!
論文を書いたわけでもないのにですか!!
法科大学院を卒業したら、すぐにでも大学の先生にでもなれそうな表現ですね。
人気取りのための名称ではないでしょうか。

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ろーずまりー

Author:ろーずまりー
趣味にスポーツにと、平凡な主婦の生活を送っていましたが、夫の長時間労働を労働基準監督署に相談したことをきっかけに、その生活は一転。行政の理不尽な対応に、自ら国家賠償訴訟をすることに。
理系の出身ですが、知的好奇心に駆られた私は、法律関係の勉強に、けっこうはまってしまいました。
中立性に欠ける国家賠償訴訟の実情を、より多くのみなさんに知っていただきたいと思い、ブログを開設いたしました。

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