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Archive | 2009年10月

労働基準監督署職員の隠蔽工作が被告国の支離滅裂な主張を誘発(一審・9)

10/28
一審の続きです。

被告らの第1準備書面と証拠書類には、事実誤認している部分、判然としない部分、書面内においても整合性のない部分など、多数の不審点や疑問点がありましたので、質問書を提出することになりました。
質問書ということで、私としては軽く考えていたのですが、念のため書記官に確認したところ、正式な準備書面(求釈明)として、それまでの書面と同様に4通提出するということでした。

準備書面(求釈明)を公開したところで部分的な情報であるため、何のことを述べているのかよくわからないかも知れませんが、とにかく被告第1準備書面がメチャクチャであったということは、おわかりいただけると思いますので、私の第4準備書面(求釈明)を差しさわりのない範囲で公開します。

質問事項は、大きく分けて9項目、4ページに及びますが、質問の大部分は、次の二つに関することに大別できます。

 夫の長時間労働をいわき労働基準監督署に相談し、職員から緊急に対処する必要があり、情報を提供するように積極的に促され、労働基準監督署の対応を確認した上で会社名、役職等の個人が特定できるほどの情報を伝えたにもかかわらず、管轄の富岡労働基準監督署の担当職員(Hとする)が、会社に調べが入ったのは、それから、およそ3ヵ月も後、昼間の時間帯に、しかも時間外手当ての調査であった。
このように、富岡労働基準監督署の対応が、当初の電話相談の際の確認内容とは全く異なってしまったことに関する部分。
結果的に、それが原因で夫が退職する羽目になり、いわき労働基準監督署に抗議した際の私の電話の内容が、富岡労働基準監督署の対応に沿うように、裁判開始後(と思われる時期)に、被告職員Hによって捏造されたこと(乙第6号証)。

(原告第4準備書面(求釈明)の1,2(1)(3),6,7,8)
 
 被告の担当職員Hが、会社側と夫の間の、刑事上、民事上の示談を仲介し、夫に不利な条件で処理してしまったこと。
富岡労働基準監督署で行われた示談交渉の合意の場に、実際には担当職員Hが同席していたが、被告は同席していたことを否定している。
労働基準監督署は、未払い賃金等に関する是正等は職務として行うが、刑事上、民事上の和解を仲介をすることは裁量権の逸脱であって、このことに関する部分。

(原告第4準備書面(求釈明)の2(2),4,8,9)

 これら二つに関することは、富岡労働基準監督署のずさんで恣意的な対応が顕著に表れている部分で、事件の重要なポイントでもあり、被告の担当職員Hが直接かかわっている部分です。
 つまり、被告の担当職員Hが、自身の恣意的でずさんな対応の事実を隠蔽する目的で、裁判の書面を作成する立場の被告代理人、あるいはその補佐役に、書証を捏造し嘘の説明をしたものの、細部の詰めが甘かったために、書面上で、矛盾したり、二転三転している様子が露見したと考えられます。

 その後、一審の裁判の形勢は紆余曲折を経ますが、富岡労働基準監督署の恣意的でずさんな対応に関する部分で、しかも、裁判での二転三転する嘘の主張や矛盾した主張が多数露見している部分に、直接かかわっているのが被告Hであるにもかかわらず、最終的には、書証等の客観的な証拠を無視して、この裁判の証拠として最もふさわしくない被告Hの証言を証拠採用して国を勝訴させた福島地裁いわき支部のデタラメな判断(高原章裁判長)にも、是非、ご注目ください。

平成17年(ワ)第***号 慰謝料等請求事件
原告 
被告 H ほか2名

準備書面(第4回)求釈明

平成17年10月31日
福島地方裁判所いわき支部 御中
原告 


 被告らの第1準備書面および書証には、事実誤認および判然としない部分等多数含まれているため下記の事項について釈明を求める。なお、下記に述べるページや行は、被告国の第1準備書面によるものとする。

1 乙第6号証の作成経緯について
 乙第6号証の内容は、原告が平成12年12月14日、いわき署の川又監督官に伝えた内容とかなり相違がある。この件に関することは、甲第5号証の平成12年12月14日のところに詳細に記録しており、乙第6号証の内容はほとんどでたらめである。甲第5号証 平成12年10月30日および同11月21日の記録にもあるように、原告らは、(会社)から・・・・(省略)・・・・・・ということは何度か言われたが、乙第6号証に記載されているような・・・・(省略)・・・・などとは言われてない。
また、・・・・(省略)・・・・・が不明であるということは伝えたが、乙第6号証の④に記載のようなことは全く言っていない。またこのとき、原告は、平成12年10月の査察の際、監督署の職員が、家族の相談があったということを言ってしまったらしく、それがもとで夫が特定されてしまい、結局退職に至るという状況になってしまったが、それは本当であるかということを疑問点として伝えている。

 よって、乙6号証をもとに作成されたと思われる被告第1準備書面5ページ6行目から14行目、および14ページ7行目から15行目もでたらめである。
 乙第6号証は捏造されたものと思われるので、平成12年12月14日のいわき署の川又監督官から被告Hへの連絡方法、乙第6号証作成の時期、経緯について説明せよ。


 なお、甲第5号証について説明する。
 甲第5号証は、原告らが、・・・・(省略)・・・・、訴訟等いざというときのために、平成12年10月から平成13年3月にかけて原告と夫が、主立った事柄をパソコンに入力して記録しておいたものである。よって、原告らと会社関係者間のことは、かなり詳細に記録しているが、原告らと労働基準監督署間の主立った事柄についても要所ごとに記録してある。また、社長から(夫)宛に内容証明郵便が送付され、原告らが弁護士に相談するにあたり、平成12年10月以前の状況も書き加えてある。
 なお、甲第5号証は、本来、他人に見せることを目的として作成したものではないため、主観にかかわる部分、誤字等が多く含まれているが、あえて今回訂正などせず、当時作成した状況のままでプリントアウトし、証拠として提出したものである。
 よって、原告は、(会社)との示談に至るまでの経緯については、甲第5号証の記録をもとに、原告の訴状、準備書面等で首尾一貫した主張を展開している。


2 被告らの主張が二転三転していることについて
 下記に述べる2点については被告らの主張が二転三転しており一貫性がないので、作成経緯および釈明をもとめる。 

(1) 平成12年10月18日、被告Hが(会社)を訪問した件について
 被告第1準備書面 第1原告第1準備書面に対する認否(2ページ下から5行目)では、同日、調査を行ったことを認めておきながら、同第2 原告第2準備書面に対する認否(11ページ4行目)では否認し、第3 被告国の主張(6)(13ページ)では、訪問し調査したことが記載されている。
また、被告答弁書では、第3 訴状の請求の原因に対する認否 5では、『「同年10月18日」は「10月10日」が、「臨検」は「呼び出し監督」が、それぞれ正しい。』と原告の主張を指摘しており、被告らの主張には一貫性がない。


(2) 平成13年3月27日、富岡署においての示談交渉に被告Hが立ち会った件について
被告第1準備書面 第1 原告第1準備書面に対する認否 5(8ページ4行目)では、『「被告H立会いのもと」は否認し』とあるが、被告Hの第1準備書面では、その文の後に「労基法違反の是正確認のため同席はしていたが、示談を主導的に進めるための立ち会いはしていない。」という一文が付け加えられており、きわめて矛盾している
さらに、被告第1準備書面 第3 被告国の主張(24)(16ページ)では、「話合いが終わった後、被告Hは(会社)の提示した内容に(夫)が合意したことを知った。」と、その場に“同席”または“立会い”していなかったかのような表現になっている。なお、被告答弁書 第3 訴状の請求の原因に対する認否 では認めており、被告らの主張はきわめて一貫性がない。


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勝間和代氏の「目立つ力」の書評で熱いバトルが・・・・・!

10/22
しばらく裁判の話題が続いていましたが、今回は、ちょっと一休みして別な話題にします。

出版する本が次々とベストセラーになり、最近では、テレビや新聞でも時々お目にかかる方といえば、真っ先に思い浮かぶのが勝間和代氏じゃないでしょうか。
その方の著書なので、さぞかし有益な情報が満載であろうと期待していましたし、タイトルが 「目立つ力(小学館)」 、サブタイトルが 「インターネットで人生を変える方法」 ということですので、ブログをしている私としては、すぐにでも読んでみたいという衝動に駆られ、Amazonの広告を見て注文したのですが、読んでみて、正直期待はずれでした。
期待が大きかった分だけ、そのギャップにがっかりしましたので、私は、さっそく次のようなレビューを投稿しました。


87  ★★☆☆☆  ブログ超初心者向けでは

ブログを始めて1年半の私が、タイトルに興味をそそられて読んでみたのですが・・・・

ブログを始めることで思考力をアップさせ、情報発信することで自分を知ってもらい、人とのつながりが生まれるということなど、極々当たり前のことが綴られています。
また、インターネットにより人生を変える方法として、戦略を考える、表現する、改善・継続するなど(PDCA)のステップに分けて「目立つ力」を身につけるということなのですが、この辺のことも、ブログをしている人なら、どのようなタイトルや内容の記事のときにアクセスやレスポンスがよかったのかなど、始めてから半年もすれば、経験的にわかるような内容がほとんどです。
ですから、これからブログを始めようと思っている人や、ブログを始めてはみたものの、状況分析が苦手で、いつまで経っても独りよがりの情報を発信し続けているような人には役立つのでは。

手本となる著名人のブログなども紹介されていますが、発信者の側も、読み手の側も、通りすがりに面白そうなお店(ブログ)があったら覗いてみようというような娯楽的要素の強いウインドショッパーに対象が絞られている傾向があります。
結果的に、たくさんの継続的な顧客を獲得し、その中に、巻末の座談会にも登場している小飼弾氏のような著名人がいて応援してくれたなら、あなたも成功間違いなし、といったところでは・・・・・

ブログを始め継続するためのごく普通のプロセスに大部分のページが費やされているところに、読んでいてかったるさを覚えます。
柳の下のドジョウを狙う出版社(?)の意図が垣間見えます。

こんな偉そうなレビューを書いて、あなたのブログは、いったいどうなのかって批判されそうですが・・・・
勝間氏が著書で書かれていることと、私がブログで発信していることでは、テーマや目的、発信者や読み手の意識など、対象とすべきものが基本的に異なるのです。
勝間氏が、著書で述べているのは、どちらかといえば、日々の出来事の公開のような、ブログが楽しく、面白ければよいというようなことを述べているのに対し、私の場合は、社会に対する問題提起が目的で、テーマに沿って情報公開していますので、対象とするものが根本的に違うのです。

確かに、一般受けしそうな軽い話題で、文章が短めで、内容が面白おかしければ、多くの人が振り向いてくれるかもしれませんが、それではテレビのバラエティー番組といっしょで、その時は楽しいけれど、結果的には得るものが少ないのです。

ブログが、個人が自由に情報発信できる手段であるからこそ、それぞれのコンテンツの多様性を考慮すべきで、その点において、この本は配慮が欠けていると思うのです。
私が拝見している中にも、目立たなくても良質なすばらしい情報を発信しているブログはたくさんあります。
目立つことがよいかどうかは、個人の価値観の問題だと思いますが、何千万というブログが存在する中、運やタイミングの影響は無視できないと思います。


 それにしても、この本の評価の大半が、★5つと★1つに二極化していること自体とても不自然ですし、レビューに賛成か反対かの票も急激に変動しますし、なんと言いましてもレビューとそれに対するコメントが過激なのには驚きました。
どうやら、見えざる者同士の熱いバトルが繰り広げられているようです。

 お暇がありましたら、ご覧になってみてください。

                                                            

被告国のボロが噴出し始めた第2回口頭弁論(一審・8)

10/16
第2回口頭弁論の3~5日前に、被告それぞれから届いた第1準備書面と書証には、書面上の内容に整合性がなかったり(矛盾している)、日付が違っていたり、捏造された証拠など不審な点がたくさんありました。
第二回口頭弁論までに、書面で反論することは時間的に無理でしたので、指摘する事項をノートに書き出しておきました。
また、裁判の際に、書類の指摘する箇所がすぐに開けるよう、目印にポスト・イットを貼って、万全の準備をして裁判に臨みました。


 ところが、この第二回口頭弁論は、裁判らしからぬ光景から始まったのです。

この数日前に、被告の国と富岡労働基準監督署の署長から届いた第1準備書面には、乙第1号証から乙第14号証までの書証が添付されていたのですが、被告の富岡労働基準監督署の担当職員の準備書面には、どういうわけか書証が添付されていなかったのです。

※ 原告から提出される証拠には「甲第1号証、甲第2号証、・・・・」、被告から提出される証拠には「乙第1号証、乙第2号証、・・・・」のように番号がふられます。

それで、このことを裁判官から指摘された担当職員が、裁判の冒頭で、裁判官と原告の私に証拠書類を提出する一幕があったのですが・・・・
職員は、無言で立ち上がり提出する書類を捜すのですが、たくさんの書類がゴチャゴチャしていて、なかなか見つからず焦っている様子でした。
隣に座っていた被告の署長も手伝い、どうにか見つかり、それを受け取った書記官が、一部を私に手渡し、もう一部は、私がサインをした後、裁判官に手渡しました。
ところが、その手渡された証拠書類は、かなりの枚数であるにもかかわらず、ホチキスやクリップで留められておらず、バラバラの状態だったのですから、こちらも驚きました。


 考えてみれば、その証拠書類には、その担当職員によって捏造された書証が含まれていましたので、良心がとがめたのか、あるいは告発をおそれていたのかはわかりませんが、担当職員が提出を躊躇していたからではないでしょうか。

前回と同様、裁判官から、原告・被告双方の準備書面の陳述を確認され、今後の予定を聞かれた私は、反論の準備書面と証拠書類を提出することを伝えました。
さらに、被告の準備書面や書証には、たくさんの質問があるということを伝え、簡単な質問には、その場で答えてもらいましたが、面倒な質問については、書面にして提出するよう言われました。

 もちろん、乙第6号証が捏造されたものであることも主張しました。

ある質問で、前回お伝えした黒塗りの書証のこと に触れたとき、裁判官がいきなり、 「これ(黒塗りの部分)読めますね。」 と言ったのでした。
私は、思わず立ち上がり、 「そうなんです。これを、私の主張を立証するための証拠として利用させていただいてもよろしいでしょうか?」 と質問しました。
すると、裁判官は、 「○○さん(私)が受け取ったものなので、証拠にするのは自由ですよ。」 という趣旨のことを言いました。


 後から思えば、こんな質問、いかにも素人らしいと、プロの方からは笑われるかもしれませんが、被告の提出した証拠が、原告の主張を立証してくれるということ自体、通常の裁判ではありえないことなのではないでしょうか。
 きっと、国や行政が、本人訴訟による国家賠償訴訟を侮っていたからこそ、あり得ることだったのでしょうね。

福島労働局が提出した間抜けな証拠 (一審・7)

10/10
一審の裁判の続きです。
第一回口頭弁論の前に届いた被告らの答弁書は、原告適格と被告適格の反論以外は、訴状に対する簡単な認否だけでしたので、事件の内容に踏み込んだ本格的な反論は、第二回口頭弁論の3~5日前に、被告それぞれから届いた第一準備書面に記載されていました。
書証を含めた書類は、厚手の雑誌ほどもあり、それが三者分ということになりますから、その書類の量に、正直うんざりでした。


第二回口頭弁論までは、数日しかありませんので、書面で反論することは無理です。
とりあえずは、すべての書面に目を通したのですが、書面上の内容に整合性がなかったり(矛盾している)、日付が違っていたり、不審な点がたくさんありました。
極めつけは、二つのおかしな書証でした。
ひとつは、前回、ちょっと触れておいた富岡労基署の職員によって捏造された文書。
そして、もうひとつは、黒塗りされた部分がしっかり読み取れる福島労働局が提出した文書です。
今回は、後者にスポットを当ててみます。


そもそも、この書面は、労働基準監督署を巡る一連の事件の根幹にかかわる書面でもあるのです。

当時、夫は、毎月100時間を越える時間外労働を慢性的にしており、労働基準監督署へ相談する直前のころは、週の3日ぐらいは早朝4時か5時ごろ帰宅し、それ以外の日でも深夜0時ごろ帰宅し、朝7時半には、また出勤するという状況だった。
この状況を何とかしなければならないと思い、とりあえずは労基署に相談してみようと電話したのが、事件の発端であった。
応対したいわき労基署の女性職員は、その状況に、「早く何とかしなければならないので、是非、会社名を教えてくれ。」と積極的に情報を伝えるよう促した。
対処法を確認したところ、「夜の8時ぐらいに会社を訪れ、遅くまで残っている者がいれば指導する。」ということであった。
その程度のことなら問題ないと思い会社名を伝えた。
見当違いのところを調べ、対応が遅れては困ると思い、部署や役職など、本人が特定できるような質問にも答えた。


ところが、その情報は、管轄の富岡労基署に伝えられ、会社に調べが入ったのは、それから、およそ3ヵ月も後。昼間の時間帯に、しかも時間外手当ての調査であった。
また、時間外手当を支給されていない管理職は、夫以外にも該当者が多数いたが、夫についてだけ是正勧告が出された。

それで、結果的に、夫が会社から非難され、退職を余儀なくされた。


 当初の電話相談での確認内容とは全く異なる富岡労働基準監督署の対応に、いったい、どういうことなのかと、福島労働局に説明を求めたが、何度聞いても、「ケース バイ ケース。」 「やるだけは、やった。」の繰り返しであった。
埒が明かないので、厚生労働省に質問書を送り、回答を求めた。
それで、厚生労働省からの指導で、福島労働局が回答することになったが、文書での回答を固く拒み、口頭で回答することになった。
(この辺のところも、すんなりとはいかず大変でしたが、今回は省略し、別の機会にお伝えします。)
ところが、福島労働局の当時の監督課長 芝田正人は、口頭での回答をしたが、ほとんど原稿の棒読みであった。
しかも、肝心な質問に対しては、「答える立場にない。」などと繰り返し、回答を拒否した。

このとき読み上げた原稿が、裁判で証拠として提出されたのでした。
実際に、この原稿を見てみると、黒塗りされた部分が何箇所も広範囲にわたって存在しており、監督課長の回答の際には、この部分は読まれませんでした。
ところが、よく見ると、黒塗りしたマジックか何かのインクが薄かったようで、その部分の文字がしっかり読みとれるのです。
しかも、その部分には、私の主張を裏付ける記述が多数含まれていました。


 それにしても、こんな書証を提出するのですから、まったく間が抜けていますよね
 それとも、こんなことをしたとしても、国が勝訴することを初めからわかっているからでしょうか


 この続きは、次回にします。


証拠説明書を巡るカルチャーショック! (一審・6)

10/04
第1回口頭弁論のときに、証拠説明書を提出するよう裁判官から指示されましたので、それを作成することになりました。
民事訴訟法の本を見ると書式例がたくさん載っていますので、どんなことを書けばよいのかはわかるのですが、細かいことが不明なのです。
たとえば、A4の用紙を縦に使用して一覧表を作成すると、かなり字が細かくなってしまうので、用紙を横にして作成してもよいのかとか・・・・
(ちなみに、これは、字が細かくても用紙を縦にして書くそうです。)


裁判官から、“わからないことは聞いてください” と言われていましたので、私は遠慮なく問い合わせ、書記官から教えていただきました。

いろいろ質問し教えていただくと、それまでの自分の常識とは違う思いがけないことに何度か遭遇しました。

参考文献には、著者名、出版社名を記載するとか、労働局の説明を録音した証拠のテープは、裁判所と被告三者の4者にダビングし、反訳(音声を文字に起こしたもの)を添付するとか、証拠説明書の作成者の欄には反訳者を記載するとか・・・・
この辺のことは、私にとっても、おおよそ常識的な範囲内だったのですが・・・・・


ところが、証拠の録音テープをMDにダビングしたことを伝えると、書記官が、「なに~!」なんて、非常にビックリした様子でした。
何ごとかと思いましたら、どうやら裁判所にはMDの再生機がないそうなのです。
4者分とも、すでにダビングを終えていたのですが、仕方なく裁判所の分だけカセットテープにダビングしなおすことにしました。
今は、大容量でコンパクトなipodやウォークマンが主流ですが、そのちょっと前はMDが一般的でしたのに・・・・
しばらく使用していなかったカセットテープへのダビング機能、うまく作動するか不安でしたが、無事録音できました。


それと、もうひとつ、私の考えとズレていたものがあります。
証拠説明書の中には、「原本」であるか「写し」であるかを記載しなければなりません。
ダビングしたMDは、「写し」なのかどうか尋ねたところ、コピーであっても原本が存在するものは「原本」と記載するそうなのです。
そうすると、書証なども原本は自分で保管しており、コピーしたものを提出するわけですから、私がほとんど「写し」と記載するつもりだったものは、ほとんどが「原本」ということになります。
細かく分類すると、書籍をコピーしたものは「原本」ですが、最新の学説など、ネット上の情報をコピーしたものは「写し」になるそうです。

他に、会社が作成した一部の文書のコピーは「写し」ですが、私の提出した書証の大部分は「原本」ということになります。

これと対称的なのが、後に提出された被告らの証拠説明書でした。
証人尋問の際の陳述書以外は、すべて「写し」でした。

 「写し」ということは、原本が存在しないということになりますが、裁判の際に被告が提出した資料には、過去の資料をコピーしたものが多数含まれていましたので、訴訟が提起され、証拠のコピーをとった後に、それらの原本が廃棄されたか、あるいは、裁判で原本の確認を逃れるために、敢えて「写し」と記載したのかということになるかと思います。

 そういえば、被告の証拠には、富岡労働基準監督署の担当職員により文書丸ごと捏造されたものが1通ありましたし、部分的に私の記憶と違うものが多数存在しました。(このことに関しては、別の機会に詳しくお伝えします。)

 「写し」の証拠では、原本が改ざんされていたとしても、裁判では確認不可能ということになります。
ですから、裁判所は、「原本」なのか、「写し」なのかを考慮し、証拠の信憑性を十分に検証する必要があるのです。


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プロフィール

ろーずまりー

Author:ろーずまりー
趣味にスポーツにと、平凡な主婦の生活を送っていましたが、夫の長時間労働を労働基準監督署に相談したことをきっかけに、その生活は一転。行政の理不尽な対応に、自ら国家賠償訴訟をすることに。
理系の出身ですが、知的好奇心に駆られた私は、法律関係の勉強に、けっこうはまってしまいました。
中立性に欠ける国家賠償訴訟の実情を、より多くのみなさんに知っていただきたいと思い、ブログを開設いたしました。

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